ゼロワン3日の後楽園ホール大会でまさかのアクシデントが発生し、新日本プロレスの元IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(34)は消化不良に終わった。
昨秋のゼロワン「天下一ジュニアトーナメント」を初制覇した星野良(27)と対戦。トーナメント優勝者は神龍が願いをかなえてくれることから、「新日本プロレスと戦いたい」と希望し実現に至った一戦だ。
試合ではヒロムがショルダータックルを連発し圧倒。それでも必死にくらいつく星野にフランケンシュタイナーで場外に投げ飛ばされた。その直後だ。ラ・ケブラーダを放った星野が着地に失敗し、左ヒザを地面に強打。セコンドにいた北村彰基がタオルを投げ込み、わずか2分54秒でヒロムのTKO勝利が告げられた。
試合後、星野はセコンドの肩を借りて退場。会場が騒然とする中、北村と井坂レオに詰め寄られ、対戦を要求されたヒロムは「大丈夫。焦らなくて大丈夫だから。一番悔しいのは星野だろ」と2人をなだめた。
そして「俺は星野選手をガッツリ倒して、神龍にお願いしようと思ってたんだよ。でも、できなくなっちまったな。俺の願いごとは…新日ジュニアの礎を築いた大谷晋二郎選手と戦うことだったんだよ。でも、こんな勝ち方じゃ神龍はお願いをかなえてくれないだろ。だからこのリングにまた上がる理由ができた」と神妙な面持ちで語った。
再びゼロワンのリングに戻ることを約束すると北村と井坂に「それまで俺に勝てるぐらい強くなっておけ、2人とも」とメッセージを送り「星野選手、またやりましょう。その時に改めて願いごとを言わせていただきます」と言い残しリングを後にした。
バックステージでは「つらいね…。毎回覚悟してリングに上がってるよ。でも嫌だよね。来てくれたお客さんにも申し訳ないし…、星野選手の気持ちもわかるよ。俺もケガしてたから」と声を落とす。それでも「俺ともう一回、クリスタルボールをかけてやろうよ。これは実現させなきゃいけないことだ。(星野の)復帰戦がいいのかな…。それは任せます。星野選手がやりたいタイミングで。俺が必ずこのリングにもう一度来るから待っててください」と呼びかけた。
その後も悔しげな表情を浮かべたヒロムは「いやあ、つらい。苦しいよ。でもさ、こういう時こそ、元気出さないとダメだよね」と自身を奮い立たせるや「今日高橋ヒロムが来るのに、お客さんの数少ないよね…。やっぱり全団体、超満員札止めにしてこそ、本物のスターなのかなって思いました。俺が目指すところはそこかな」と前を向いた。
最後は「とりあえず星野選手、神龍をかけて俺ともう一度戦ってください」と頭を下げ、控室へ戻った。













