新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」17日代々木大会のAブロック公式戦で、葛西純(51=フリーダムズ)が前年度覇者・藤田晃生(23)から初勝利を挙げた。まさかの初出場で最大級の注目を集める〝デスマッチのカリスマ〟が証明するべき持論と、優勝後のプランとは――。

 イスを持参して登場した藤田を早々に流血に追い込んだ葛西は、多様な凶器を駆使した独自ワールド全開で、会場を熱狂させる。最後は強引G MY WAY(変型首固め)で3カウントを奪い「悔しいだろ? だったらよ、完璧なハードコア、完璧なデスマッチで葛西純から3つ取ってみろ。いつでも待ってるぞ」と刺激的な再戦を呼びかけた。

藤田晃生(下)にテーブルダイブを放つ葛西純
藤田晃生(下)にテーブルダイブを放つ葛西純

 価値ある初勝利は、昨年大会で最年少優勝記録を更新した超新星から挙げてみせた。仮に出場者で最年長の葛西が今大会を制すれば、今度は最年長優勝記録(金本浩二の42歳7か月)を大幅に更新することになる。

 取材に対して葛西は「俺っちは常々言ってるだろ? 年齢なんて関係ねえ。年齢なんてのはよ、それを言い訳にしてるヤツらのネガティブな言葉だ。俺っちからしてみりゃ〝レベル〟なんだよ。年を取れば取るほど強くなるし、賢くなるし、体力がつくってもんだ。そしていい男にもなるんだよ」とキッパリ。全盛期を「10年後」に設定し続ける男だからこそ、記録更新で己の美学を満天下に示すつもりだ。

BOSJへの出場を拒否した自称「神」のJr.王者DOUKI
BOSJへの出場を拒否した自称「神」のJr.王者DOUKI

 優勝後はIWGPジュニアヘビー級王者DOUKIへの挑戦を目論む。今大会にエントリーされながら直前になってボイコットした現王者に対し、葛西は「納得いかないねえ。俺っちはアイツを過去2回ボッコボコにしてんだよ。その末にアイツは自分のことを『葛西純のかませ犬』って言ったんだ。今のアイツは自分のことを神様だ何だって言ってるけど、尻まくって逃げやがってよ。俺っちが優勝したあかつきには、自称神からベルトぶんどってやる」と糾弾。

「アイツ相手にデスマッチやる意味ねえよ。通常ルールでいい。ただ、形式はどうだって関係ねえ。アイツが俺っちにかなうわけねえんだから。また俺っちのかませ犬として、キャンキャンほえてもらおうかね」と不敵に笑ったデスマッチのカリスマが、トロフィーとベルトを強奪する。