新日本プロレス年内最終戦23日の後楽園ホール大会で、タイチ(43)が11年半を過ごした「鈴木軍」への思いを明かした。

 鈴木軍は2011年5月に結成され、長年にわたり新日本マットを暴れまわった。今月14日仙台大会で、ボスの鈴木みのるが今年限りでの解散を発表。「鈴木軍ファイナル」と銘打たれたこの日の最終戦では、タイチ、ザック・セイバーJr.、金丸義信、DOUKI組とみのる、ランス・アーチャー、エル・デスペラード、TAKAみちのく組の同門8人タッグマッチが行われた。

 タイチとみのるの激しい打撃合戦で幕を開けたケジメの一戦は、それぞれがユニットで培った力をぶつけ合う意地の張り合いとなった。しかし、8人が入り乱れる攻防から全員が大の字で倒れると、最初に立ち上がったみのるは敵味方関係なく全員にストンピングを放っていく。これに呼応するかのように、立ち上がったメンバーは全員、己の成長を証明するかのようにみのるに対して攻撃を仕掛けていく。

 フラフラになりながらも鬼の形相で「来いよ!」と呼びかけるみのるに対し、タイチは元メンバーの飯塚高史の代名詞アイアンフィンガー・フロム・ヘルを発射。最後はザックがザックドライバーでボスを沈めた。

 激闘後のリング上でマイクを回されたタイチは「他のユニット、どの軍団にも真似ができねえことをやってきた。だから俺たちは間違いなく一番なんだ。11年、俺のキャリアの半分、鈴木軍、過ごしました。この11年が無駄にならねえように、これからもしっかりと自分の道、歩んで行きたいと思います。11年、楽しかったっすよ」とみのるに感謝。最後は「鈴木軍、一番!」の大合唱でユニットの歴史に終止符を打った。

 バックステージでは「終わったね。どんな気持ちになるかと思ったけど、分からないね。悲しいでもないし、うれしいでもないし。11年間びっちりいたのは俺だけだったし。またユーチューブでゆっくり振り返ろうと思ってるよ。今日の夜もこれからやるけどな、感想。今のとこはなんとも言えねえな。とにかく11年楽しかったし、ありがとうしかないね」と感謝と宣伝を織り交ぜてコメント。

「タイチにとっての鈴木軍とは」と質問を受けると「そうだな…鈴木軍としての11年間は、愛を捨てた11年間だったのかもしれないな。愛って…なんだろうな。じゃあ俺は来年から、愛を取り戻す旅に出ようか。真実の愛を見つけに」と、新たな旅立ちに出ることを宣言していた。