左膝前十字靱帯断裂で長期欠場の新日本プロレス、マスター・ワト(26)が、復活にかける思いを明かした。

 1月20日の名古屋大会で左ヒザを負傷。2月15日に再建手術を受け、同26日に退院した。本紙の取材で「ケガをした時はショックが大きすぎて、頭が真っ白になってしまったんですけど…。でも手術の痛みを乗り越えた後に、またリングで戦いたいなという欲がすごく増して。やっぱりあそこにいないといけないっていう思いが強くなりました」と心境を告白した。

 復帰には最低でも半年以上かかる見込みで、昨年初優勝を果たしたリーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」への出場は絶望的だ。「2連覇がなくなってしまったことを考えると、夜も寝れないくらい落ち込みます。いまだに現実を受け止められないですね」と肩を落としたが、一方で刺激を受ける出来事があった。宿敵のSHOが2月23日札幌大会でIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠したことだ。

 ワトは決定済みだったSHOとのシングルマッチ直前に負傷。欠場あいさつの際に非道なる襲撃も受けた。仮にアクシデントがなく試合が実現していたら、タイトル戦線に駒を進めていたのはワトだった可能性もある。

「(ベルトを取って)ビックリしましたよ…言葉が出なくて。復帰戦の相手はもちろんSHOと戦いたいですし、それまでベルトを持っていられたなら挑戦したいので。(トップ戦線に)食い込まないといけない、早く復帰しないといけないなって刺激にはめちゃくちゃなりました」

 キャリアで初めての長期欠場となるが「欠場期間の間にも進化して、新しい、深みや厚みの増した姿を見せたいなと思います」と力強く言い切る。試練続きのグランドマスターへの道のりを、一歩ずつ前に進んでいく。