阪神・杉山健博オーナーが4日、春季キャンプ地の沖縄・宜野座を視察訪問。全体練習開始前にナインたちへ「連覇というのは口で言うほど簡単ではない。選手一人ひとりのレベルアップが不可欠」と訓示すると、その後はグラウンドやブルペンなどを回り、虎戦士たちの鍛錬を見守った。

 大の高校野球ファンとしても知られる杉山オーナーは、博覧強記の岡田監督に「俺より詳しいわ。『あのピッチャーは高校時代は…』みたいにな。スカウトよりよう知っとる」とまで言わしめる〝背広野球ガチ勢〟。「チームと同じ目線に立つ」というポリシーにのっとり、今キャンプは全週末を使い宜野座へ足を運ぶ予定だという。

 虎総帥としての責任感を胸に現場主義を徹底する杉山オーナーだが、視察終了後は上機嫌そのもの。「持続的に本当に強いタイガースをつくるためには、2年目が何よりも大事。ここで連覇することができれば、本当に強いタイガースの基盤づくりができる。タイガースファンは、今年の秋には選手の皆さまに『連覇ありがとう』という声をかけたいと強く願っていると思います」と〝アレンパ〟への思いを熱弁した。

 球団史上初となる阪急出身オーナーだが、野球への愛とタイガースへの思いは人一倍。球団史上初となる連覇がかかる来季も岡田監督と二人三脚でチームの強化に尽力していく構えだ。