志願者で〝青柳塾〟が大盛況だ。阪神・青柳晃洋投手(30)が14日に静岡・沼津市内の愛鷹球場で自主トレを公開。昨年に続いて参加したチームメートの村上頌樹投手(25)や岡留だけでなく、帝京大の同期・西村(ロッテ)や同大学後輩・広畑(同)、今年からは生田目(日本ハム)ら数多くの他球団選手が顔をそろえた。
青柳塾の代表生徒として昨季、大きな飛躍を遂げることになった村上は「昨年、青柳さんから、さまざまな教えをいただいて自分の投球に生かすことができたので」と師匠への感謝の念を強調する。
青柳が若手選手たちに繰り返し説き続けている投球術の極意とは「足を着いてから投げる」――。「それが全てだと僕は思っている。プロになるほどの技量がある人ならば、そのタイミングさえ合えば誰でもいいボールを投げられると僕は信じている。それを伝えるのがこの自主トレかなと。(村上)頌樹もタイミングをつかんでからいいボールがいくようになったと言っていたので」と力説する。
自身初となる開幕投手の大役を任された昨季は8勝6敗、防御率4・57と不本意な成績で終わった。38年ぶり日本一に輝いた記念すべきシーズンで、思い描いたような活躍ができなかった背番号17は「去年は最後までタイミングが合わずに修正をし続けてきた。納得がいくボールを投げられなかった」と自己分析する。
チームスタッフのツテを頼り、今年から青柳塾に弟子入りしたDeNAの高卒3年目、サイドスロー右腕・深沢鳳介投手(20)も「楽にいい球を投げるために〝足を着いて投げる〟。自分にはまだまだできていないことなので学ぶことばかりです。いつか青柳さんと一軍の舞台で投げ合って勝利して恩返しができれば」と、ライバル球団に所属しながら気前よく自身の投球術を伝授してくれる青柳に心から感謝と敬意を示す。
愛鷹の地でのみ伝えられる〝秘伝〟が球界を席巻する日もそう遠くないのかもしれない。












