ハッキリ言うて戦力的には余裕あるからな――。阪神・岡田彰布監督(66)が9日からスタートした新人合同自主トレを視察するため兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場を訪問。8人の金の卵たちに「別に焦る必要はない。スカウトから報告を受けてみんなの力は分かっている。新しい強いタイガースのスタート。その一員になれるように」と訓示し、持論とする〝新人は焦らんでええ〟との考えを今年も強調した。

 昨年のドラ1ルーキー・森下は右翼の定位置に定着し38年ぶりとなる日本一の原動力として活躍。今年も1位指名の下村海翔投手(21=青学大)や2位の椎葉剛投手(21=四国IL徳島)ら即戦力投手を迎え入れたが「去年は右の外野手が欲しかったから森下には期待していたけど今年は事情が違う。(チーム力が)全体的にレベルアップしているからな。いいピッチャーは何人いてもええからそういうドラフトになったけど。長い目で見て、この中から誰かがシーズン中に(一軍に)上がってきてくれたらいい? おーん、なかなか難しいよ。今年はな。だからそんなに慌てる必要もない」と虎のカリスマ指揮官は余裕を漂わせた。

 2月からスタートする春季沖縄キャンプでは下村、椎葉らが一軍組に抜擢される見込み。「自然と上手くなると思うよ。ハッキリ言うてな。横でブルペンとかで投げてれば吸収するものとかは絶対あるはずやからな」と岡田監督も、まずはハイレベルな環境の中で将来有望な新人たちが少しでも成長してくれることを祈った。