〝ベジータ魂〟でカカロットを凌駕する――。阪神のドラフト1位ルーキー・下村海翔投手(21=青学大)が7日に兵庫・西宮市内の若手寮・虎風荘に入寮。「高校、大学で7年間寮生活をやってきたのですが1人部屋は初めて。憧れもあったので楽しみです」と初々しい表情でプロ野球人生の第一歩に胸を膨らませた。
 
 待望の1人部屋に持ち込んだのは不朽の名作漫画「ドラゴンボール」全巻。父の影響で小学校低学年ごろから愛読していたとのことで好きなキャラクターは主人公・孫悟空のライバル・ベジータ。「ずっと悟空に置いていかれながらも、それでもやっぱりライバルじゃないですか。ずっと這い上がってみたいな。カッコいいですよね」と下村は語る。

 青学大野球部同期には昨秋のドラフト会議で2球団競合のすえ、広島に1位入団した右腕・常広がいた。下村は「悟空とベジータほどじゃないけど、どっちかと言えば僕がベジータになるじゃないですか。やっぱり常広がずっと注目されてきて、そこに追いつけ追い越せで頑張ってきたんでやっぱり意識はします。違うチームに行っても、プロの中でも高い位置で競り合っていけるような存在になりたい」と自身の好敵手への思いを口にする。

 下村が選ぶベストバウトは悟空対フリーザの死闘。好きな必殺技は魔貫光殺砲。「神龍(シェンロン)にお願いしたいことは?」と問われても「うーん…。何ですかね。全部頼りたくはないんで、元気でずっとプレーするところを見守ってほしいです」と謙虚な姿勢を崩さない。球場の虎党のみんな! 下村に元気を分けてくれ!