阪神・青柳晃洋投手が1日に甲子園球場で行われた投手練習に参加。2日の巨人戦(東京ドーム)に登板予定の右腕は現在、勝利数(11)、防御率(1・37)、完投数(4)、勝率(9割1分7厘)など様々な部門でリーグトップの数字を独占する無双状態。著しい進化の要因として「高めへの配球をマスターしつつあること」が大きいと、自身の投球術の一端を明かした。
サイドスローから繰り出される140キロ台後半の球威ある直球に加え、ツーシーム、スライダー、シンカー、カーブなどの多彩な変化球を武器とする青柳は「配球のバリエーションを広げるため、今春のキャンプから高めのコースを有効に使えるように取り組んできた。僕の投球の基本は低めへのコース。だいたい(の打者)がそこを狙ってフライを上げるイメージで振ってくる中で、高めへ投げることができれば空振りや凡フライで打ち取れる」と語る。
打者の裏をかく高めへの配球。だが少しでも甘く入ってしまえば、長打を浴びるリスクも高い。それでも背番号50は「そこを怖がって投げなかったら成長はできない。ハイリスクではあるけどハイリターン。僕が成長するために必要かなと思って取り組んできたうえで試合でも投げている」と力強く言い切る。
2015年のドラフト会議で阪神に5位入団した無名変則右腕は、今やリーグを代表するスターターにまでのしあがった。急激な成長曲線の裏には貪欲な向上心がある。一歩ずつ前に進む道を自らデザインし続ける知性がある。












