阪神・村上頌樹投手が14日に静岡・沼津市内の愛鷹球場で自主トレを行い、〝脱・2年目のジンクス〟を誓った。

 1年前まで全国的には全くの無名選手だった村上は、昨年のこの時期も同地で青柳と自主トレを敢行。セを代表するサイドスロー右腕から投球術のエッセンスを存分に吸収したこともあり、昨季は10勝6敗、防御率1・75と大きく飛躍。チームを38年ぶりとなる日本一に導きシーズンMVP、最優秀防御率、新人王のタイトルまで手中にした。

「昨年、青柳さんから様々な教えをいただいて自分の投球に生かすことができた。継続して結果を残すことは大変なことですが『考え込みすぎず、いつも通りに投げれば今年も絶対勝てるから』と青柳さんに言っていただけた」。〝師匠〟へのリスペクトを何度も強調した虎の村神様は「何かを無理に変えようとすることなくキャンプ、シーズンを迎えたい」と抱負を口にする。

 今春の当面の目標は「開幕ローテ入り」とやや控えめ。「昨年入れなかった悔しさがあるので。周りからは『開幕投手を』とか言われますが、着実に目の前の目標に向かってやっていきたい」と語った村上は「チーム内にもすごい投手がたくさんいるので負けたくない。与えられたチャンスを生かせるように」と自身の足元をしっかりと見つめる。

 大きなブレークを果たした選手が、翌年にガクっと成績を落とす――。〝2年目のジンクス〟とも呼ばれる落とし穴にハマり込んでいる暇はない。自身を冷静に見つめる背番号41は「まずは一年間離脱することがないように。少しでも多くの貯金をつくりたい」と謙虚な姿勢を崩そうとしなかった。