獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。1・4東京ドーム大会直前の特別編はIWGP GLOBALヘビー級初代王者決定3WAY戦(ウィル・オスプレイ対ジョン・モクスリー対デビッド・フィンレー)と、IWGPジュニアヘビー級選手権(王者・高橋ヒロム対挑戦者・エル・デスペラード)の2試合を語り尽くす。
【獣神サンダー・ライガーの獣神激論・特別編(4)】今回のドームではIWGP GROBALヘビー級王座が新設されて、初代王者決定戦がオスプレイ、モクスリー、フィンレーの3WAY戦で行われます。
これ、以前にも話したと思うけど、昨年11月の大阪大会でフィンレーがUSのベルトをハンマーで叩き壊したから別の王座が新設になるという流れには違和感があるんだよね…。叩き壊されたんだったら、ベルトを直して、そのままタイトルマッチでいいじゃない。
やっぱり経緯をちゃんと説明して、ファンの人に納得してもらわないと。今はいろいろツールがあるんだから。どう思いますかというアンケートを採ったっていいと思うよ。フィンレーがあれをやって何のペナルティーもないわ、ついでにベルトが変わるわじゃ、ファンがあまりに置き去りだもん。
しかも結果だけを見ると、結局何も悪いことしてないオスプレイが王座を失って、イチ挑戦者に格下げになっちゃってるもんね。悲惨やん。俺だったらオスプレイとモクスリーのタイトルマッチにして、フィンレーは一定期間タイトルマッチ挑戦権はく奪にするけどね。そうじゃなきゃ割に合わないって。この裁きは、ひと言物申したくなると思うよ。
3WAYというルールを考えるとモクスリーが優位かなって思ってたけど、一連のかわいそうな流れを考えるとオスプレイを応援したくなるかな。2月からAEWとの契約が発表されたけど、ああいう選手はどんどん世界に出て行っていいと思う。新日本から世界的スーパースターが生まれるのって今に始まった話じゃないし、それによって新日本の評価・価値も上がるんだもん。だから新日本にはいろいろな選手が来る。そういう循環が続くのは、僕はいいことだと思うよ。
IWGPジュニアヘビー級王座戦は高橋ヒロムがチャンピオンでエル・デスペラードが挑戦者。やはりまず気になるのは、デスペラードが複視症状に苦しんでた左目の手術明けという点ですよね。
先日の唐津大会(12月6日)の解説で一緒になったから話を聞いたんだけど、ちょっと回復が遅れているというのは言ってたんだよね。でも、ここに名前があるということは、すべてを承知の上で出るだろうし、彼は万全だと思って話をするよ。
これは本当に2024年のジュニアの行方を占う試合。今のジュニアのレベルって本当にすごい。この2人が戦ったら、「次は俺に挑戦させろ」って勝者に簡単に言えないくらいの試合になると思うよ。ヒロムが勝ったらもう一度IWGP世界ヘビーに挑戦してもいいくらいだし、デスぺだったらヨソの団体でタイトルマッチとかも考えられるし楽しみだよね。ただ、夢は広がるけど選手生命は縮めかねない激しい試合になると思うよ。
勝敗で言えば、有利なのはやっぱりヒロムなんじゃないかな。デスぺの目が万全と仮定すると言っても、ブランクがあることには変わらないしね。
最後に一つ言いたいのは、今年のプロレス大賞でヒロムがあと一歩のところでMVPを逃して悔しがってたでしょ? でもね、ヒロムはファンの心の中でMVP取ってるよ。焦ることも悔しがることもない。今までの戦いをそのまましていけば、おのずとMVPの方から君の方に飛び込んでくるよ。取るんじゃなく、向こうから『どうぞもらってください』って来る。堂々としていればいいんじゃないのって思うよ。













