新日本プロレス来年1月4日東京ドーム大会でエル・デスペラードとのV8戦に臨むIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(34)が、完全無欠の「MVPロード」を公開だ。今年度の「プロレス大賞」MVP投票では内藤哲也の次点となり、1982年度の初代タイガーマスク以来となるジュニア戦士での同賞受賞を逃した。転んでもタダでは起きないタイムボムが描く、2024年の青写真とは――。
IWGPジュニアを1年間守り抜き、団体の垣根を越えて活躍したヒロムだったが、MVPにはわずかに及ばなかった。とはいえ落ち込んでいる時間はどこにもなく、早くも来年度の悲願達成へ気持ちは切り替わっている。
その第一歩としてこの上ない相手が待っている。1・4ドームでのデスペラードとのライバル対決だ。「自分とデスペラードがメイン以外で試合するのは、これが最後だよと。なので見ておいた方がいいと思いますね」と腕をぶす。
しかも、デスペラードはベルト奪取後の防衛ロードで希望する対戦相手として、石森太二とドラゴン・リーの名前を挙げている。究極の負けず嫌いぶりを発揮するヒロムはこれに対抗。「なら俺は1年間の防衛ロードを言いますよ。まずデスペラードに勝って…月に1回は防衛戦したいですよね。2月はファンタスティカマニアでしたっけ? じゃあ2月はミスティコですね。3月は旗揚げ記念日があるので田口(隆祐)さんと生え抜き同士の対決がふさわしいのかなと」と、だいぶ先の展望を明かし始める。
話に全部乗っかるとすれば、4月には同王座歴代最多防衛記録「V11」に並ぶ。「もちろんそこは(記録保持者の)ヒート選手は阻止しに来ると思います。そして5月をマイク・ベイリーにしましょう。そのまま『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』で史上初5度目の優勝を果たしますよね。6月は自分が指名できるので、最年少記録を狙ってる藤田(晃生)です」と、次々とリストアップした。
ヘビー級の「G1クライマックス」が行われる夏には海外での防衛戦にシフトチェンジ。「7月は米国に行って、タイトルマッチが流れてしまったリオ(ラッシュ)ですよ。8月にはメキシコに転戦して、ティタンとやりましょう。日本に戻ってきても、まだタイトルマッチをやっていない相手がいるので。9月はDOUKIいきますか。メキシコ帰りですし」と、そろそろ胸焼けしそうな無敗街道が続く。
タイムボムの妄想は、一度火がついたら止まらない。「10月はSHOとやって、11月はBUSHIさんと同門対決ですね。例年だと、ここでドームにチャンピオンとして出場が決定しますが、12月にはいつか約束した藤波(辰爾)さんとやります。そして2025年の1・4ドームでドラゴン・リー、その先に待つのはイニシャルFかな…」。ここまで先のことを言えば、鬼も笑う気力がうせるかもしれない。
防衛ロードと並行して、内藤から呼びかけられた師弟対決の実現にも意欲的だ。「俺がどれだけ待ってると思うんですか。内藤さんがその気になるのが遅すぎますよね? やっと本気になってくれたんだなと。俺はいつでもいいので、あとは内藤さんが(IWGP世界ヘビー級王座を)取るだけですよ」。2020年3月に決定しながらコロナ禍で幻に終わった一戦に目を輝かせた。
言いたいことを言い終えたヒロムは「これが全部実現したら、満票MVPは確定ですよ。俺の目標はあくまでジュニアとして取ること。今年ダメだったから、じゃあ来年はIWGP世界ヘビーを取ってとか、G1に出て…とかは嫌なんです。自分のやるべきことをやった結果がMVPでないと」。特盛りの大予言がどこまで現実のものとなるのか注目だ。












