獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。1・4東京ドーム大会直前の特別編は、未来のプロレス界を担う新世代をピックアップ。海野翔太&清宮海斗対EVIL&成田蓮、辻陽太対上村優也の2試合を徹底解説する。
【獣神サンダー・ライガーの獣神激論・特別編(2)】注目の新世代では、海野がノアの清宮とタッグを組んで「ハウス・オブ・トーチャー」のEVIL、成田組と激突する。海野を裏切った成田に関しては腹の底まで分からないから、これからの動き次第かなと思っている。
個人的には清宮が食らいついたら離れないような試合をしていて、ノアの選手でありながら新日イズムを会得しようと頑張ってるのが伝わってくるんだよ。いいオーラをまとってきてるよね。
逆に今の海野はいろいろなものに振り回され過ぎ。もっとどっしりしてていいと思うし、ちょっと「ワールドタッグリーグ」の点数が悪かったくらいで、敗退してSNSで泣き顔をさらすことはないでしょって。
泣き顔さらすくらいなら勝って笑顔を見せないと。それを見て今のファンは「海野君、かわいそう。がんばって」って言うのかね? 「泣いてる場合じゃねえだろ、だから裏切られるんだよ。ガッチリやり返してやれよ」っていうのが新日本プロレスのファンだと思うよ。
そんなんじゃ踏みつぶされて、どんどんみんな前に行っちゃうよ? 新日本プロレスは強さの象徴だったんだから。ちょっと言葉が過ぎたかもしれないけど、ここで成田をボコボコにするくらいの試合をして「お前が怖くねえんなら、シングルやってやるよ」くらい見せてほしい。
海野からしたら清宮だって、今回は味方だけどある意味では敵だからね。「海野の上を行って、ノアのすごさを見せてやろう」くらい思ってるかもしれない。そういういろいろなこと考えたら、泣いてるヒマなんてどこにもないでしょ。次の試合では「やっぱり海野、頼りがいあるな」「あれなら新日本は大丈夫だなって」ってファンに言わせないといけないよ。
新世代対決では、辻と上村のシングルマッチも組まれました。この2人って面白くて、辻の方がルチャリブレに興味があって、上村の方がクラシカルなレスリングに興味があるんだよね。見た目だけなら、あれだけ大きな体してる辻の方がアメリカンプロレスやキャッチレスリングに行きそうで、上村がルチャかなと思うんだけど。お互いが好きなものをうまく融合させてレスラー像をつくり上げてるよね。
まあ、この2人の戦いというのはここからよ。この試合は序章にすぎない。1試合2試合で決まってしまうのではなく、これからどうなっていくのかなという目で見てていいと思う。何ならまたこの2人が東京ドームで戦うこともあるだろうし、ゆくゆくはIWGPをかけて戦うこともあるだろうし。
実績では先に凱旋帰国した辻の方がリードしていると思うんだけど、お互いないものを持ってるし、本当に焦って評価を決める必要はないと思う。この試合に期待するのは勝ち負けより内容だよ。これからの新日本プロレスを支えてもらわなきゃいけない2人だから、長い目で見守りたいよね。













