新春の王道マットに激震だ。全日本プロレスの〝大巨人〟石川修司(48)が、1月いっぱいで退団する意思を固めたことが関係者らへの取材で明らかになった。

 石川は昨年12月31日の代々木大会でタッグマッチ(石川&綾部蓮 vs 青柳優馬&ヨシ・タツ)に出場。だが、深夜に団体から発表された後楽園2連戦(2日&3日)の対戦カードに石川の名前はなく、欠場理由は「体調不良のため」とされている。

 人望の厚い石川は、これまで選手会長としてフロントと選手間の調整役として尽力してきた。風向きが変わったのは昨年11月だ。ノアを退団したばかりの中嶋勝彦が参戦し、3冠ヘビー級王座を奪取。この直後から団体公式「X」(旧ツイッター)には福田剛紀社長の羽目を外した動画がアップされるようになった。しかも、動画内でアクトレスガールズとの業務提携が突然発表されたこともあり、寝耳に水だった選手たちは不信感を募らせていったという。

 また、オーナーでもある福田社長の〝鶴のひと声〟で団体の方針が変わることも多く、次第に他団体との関係が悪化。ファンからも疑問の声が上がっていたことを踏まえ、石川は選手を代表して団体の方向性を含めて進言したが、事態が好転することはなかったという。その結果、自ら責任を取る形で団体を離れる意思を固めた模様だ。

 DDT、ユニオンプロレスを経てフリーだった石川は、2017年から全日本マットに本格参戦。19年1月1日付で正式に入団した。盟友・諏訪魔とのコンビ「暴走大巨人」で17~19年度の「プロレス大賞」最優秀タッグ賞を3年連続で受賞するなどトップ戦線で活躍した。

 全日本では昨年12月31日付で大森隆男(54)とヨシ・タツ(46)が退団した。別の関係者によると、石川のほかにも退団の意向を示している選手がいるという。令和の王道マットが風雲急を告げている。