暮れの王道マットに激震だ。全日本プロレスの名物リングアナウンサー・木原文人氏(57)が、年内で退団することが関係者らへの取材で明らかになった。

 先日の契約更改の場で契約を延長せず、長年在籍した全日本を離れることになったという。暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終公式戦が行われた6日の後楽園ホール大会を最後に会場には顔を出しておらず、これが全日本での最後のコールになった。

 木原氏は1989年10月9日の木更津大会でリングアナデビュー。団体創業者・ジャイアント馬場さんの全日本を裏方から支えた。三沢光晴さんや小橋建太らが大量離脱しノアを立ち上げた2000年以降も和田京平・現名誉レフェリーとともに全日本に残り、老舗団体をサポートし続けた。

 リングアナ業だけでなく、試合会場では音響も担当。また、昨年4月の後楽園ホール「還暦祭」を成功に導くなどプロデューサーとしても手腕を発揮した。来年10月にはリングアナデビュー35周年を迎えるが、節目を前に団体を去る。すでに親しい関係者や選手には退団のあいさつをした模様だ。

 全日本は25日にベテランの大森隆男(54)が12月31日付で退団すると発表したばかり。王道マットが揺れている。