全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を保持する中嶋勝彦(35)が、ますます団体への不信感を募らせている。

 大森北斗とのコンビで暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」を制し、7日の一夜明け会見にはスーツに赤い〝闘魂マフラー〟姿で登場。大みそかの宮原健斗とのV1戦(東京・国立代々木競技場第二体育館)に向け「全日本プロレスをボンバイエに染めてやる」と予告した。

 さらに来年1月14日後楽園ホール大会で世界タッグ王者の斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ)に挑戦することが発表されると「今、一番大切なのは大みそかじゃないのか?」と全日本にクギを刺す場面も。会見後は社長室に記者を呼び出し「あいつら、また勝手に決めやがった! 俺の邪魔ばっかりするな、全日本は!」と吐き捨てた。

 1月14日に世界タッグ王座戦を行うことは、会見場に来てから知らされたという。「リーグ戦が終わって『さあ、大みそかだ!』ってするのが普通だろ。俺は今日、そのつもりで来たんだ。それが『世界タッグやります』って…。ファンがまた混乱するぞ」と声を荒らげる。

 追い打ちをかけたのが、団体が発表した福田剛紀社長の声明だ。大みそかにV1戦がありながら、3日後の1月3日後楽園大会での3冠戦開催に中嶋がクレームを入れたことについて、同社長は「中嶋選手の発言を聞いて、本当にタイトルマッチが開催されるのかどうか、皆様に不安と混乱を生んでしまい、誠に申し訳ございません」とコメント。しかも1月3日の3冠戦には、社長自ら用意した刺客を送り込むとした。

 これに中嶋は「俺のせいにしやがった。やり方がきたねえ…」と怒りを通り越してあきれた様子。「大みそか勝って、その刺客とやらにも勝って、14日も勝って乗っ取ってやる」。中嶋が掲げる〝闘魂スタイル〟は王道を飲み込むか。