全日本プロレスのヨシ・タツ(46)が31日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会出場後、この日をもって退団すると電撃発表した。

 第3試合のタッグ戦では前3冠ヘビー級王者の青柳優馬と組み、石川修司&綾部蓮と対戦。自軍が勝利した試合後にマイクを握ると「全日本プロレス所属のヨシ・タツはこれが最後になります。自分がここに来た当初のやりたいプロレスがここになくなってしまったので、それを追い求める旅に出ます。フリーとして約2年、所属として4年間、ありがとうございました」と発表。会場はどよめきに包まれた。

 2002年10月に新日本プロレスでデビューし、08年からは米WWEで活躍した。退団後はフリーとして全日本マットに参戦。18年には宮原健斗との「ヨシケン」コンビで世界タッグ王座を奪取し、20年1月1日付で全日本に入団した。

 所属となってからは自らがゴッドファーザーとして君臨するユニット「ヨシ・タツキングダム」なるものを設立したかと思えば、21年には「王道ストロングスタイル」「超闘魂」を提唱し、異種格闘技路線に進出。今年2月には邪道・大仁田厚とのコンビでアジアッグ王座を獲得し、電流爆破マッチ形式の防衛戦では5度の防衛に成功した。

 動揺を隠せないファンに深々と頭を下げたヨシ・タツは静かにリングを後にした。