ノアの新GHCヘビー級王者となった拳王(38)が、かつてのチームメート・中嶋勝彦(35)を一刀両断した。

 28日の福岡大会でジェイクに挑戦した拳王は、激闘の末に必殺の拳王スペシャルで捕獲し勝利を収めた。するとその試合後、マイクを持つとかつて「金剛」で行動をともにした中嶋を意識するかのように「そういえば、絶景を求めてノアから去る人間がいるけど…。ノアでは絶景が見えないのか?」と訴えた。

 9月末でノアを退団した中嶋は10月からフリーに転向。この日はノアマットラストマッチに出場していた。

 さらに拳王は、21日の全日本プロレス・後楽園大会で青柳優馬との3冠ヘビー級王座戦で敗れた宮原健斗を花束で殴った中嶋を意識してか「全日本プロレスの3冠ヘビー級王座に絶景があるのか!?」と叫んで会場をザワつかせた。

中嶋(右)とは今年6月まで「金剛」でともに活動していた拳王
中嶋(右)とは今年6月まで「金剛」でともに活動していた拳王

 舌鋒収まらぬ拳王は試合後に取材に応じ「中嶋への思い? そんなもん、無(む)だ、無!」と吐き捨てる。

 さらに〝花束殴打事件〟について「プロレスラーとしては称賛するよ。だけど、一人の人間として、あの行動は超否定する。(ノアの)ラストマッチ前にやることじゃねえだろ! アメリカとかのプロレスはドライかもしれないけどな、日本のプロレスには義理と人情がある。それを踏みにじったようなもんだ!」と断罪した。

 今後は中嶋が去ったノアを、GHC王者としてけん引することになる。その最初の防衛戦は、来年1月2日の東京・有明アリーナ大会。試合後に挑戦をアピールしてきた征矢学を迎え撃つことになる。

「N―1の時から、もう中嶋じゃなくて征矢だっただろ。これは運命だ。これから絶景を生み出すGHCニューヘビー級チャンピオンの俺について来い!」。無頼派王者はリング内外で方舟を盛り上げそうだ。