10月からフリーに転向した中嶋勝彦(35)が、ノアラストマッチ(28日、福岡国際センター)に臨む心境を激白した。自らの希望で潮崎豪と最後の「AXIZ」を結成し、丸藤正道&杉浦貴と対戦する。21日の全日本プロレス後楽園大会に乱入し、大波紋を呼んだばかり。一躍マット界の〝お騒がせ男〟になった蹴殺戦士は今、何を思うのか――。
9月末にノアを電撃退団した中嶋は、10月の2大会で15年参戦した方舟マットに別れを告げる。28日に地元の福岡で行われるラストマッチを翌日に控え、取材に応じ「俺的には次のステージに入っているというか、先を見据えて動いている。ただ、ノアとの約束で2試合の卒業マットということで、10月はノアに集中させてもらっている状態だね。ノアでの第1章フィナーレだけど、そんなに寂しいとかはないかな。応援してくれるファン、温かい選手のコメントもあったし、福岡が楽しみになった。思いきりできるなという感じだね」と語った。
所属選手としての戦いは9月24日の名古屋大会で終止符を打った。フリーとして参戦する10月の2大会は、あくまでAXIZとしての卒業マッチとして位置づける。20日の後楽園大会は6人タッグマッチだったが、28日の福岡大会はタッグ戦で丸藤&杉浦と対戦する。
この対戦カードは自ら希望したもの。実は団体創業者、故三沢光晴さんのメモリアル大会として開催された2018年6月10日の後楽園大会で「三沢光晴メモリアルマッチ」として組まれたカードと同じだ。ここで潮崎と初タッグを結成したことがきっかけとなり、AXIZが誕生した。
「AXIZとしても最初の対戦相手だったから、丸藤さんと杉浦さんは欠かせなかった。それに丸藤さんはノアに入るきっかけをつくってくれた。杉浦さんは初めて(2016年10月に)GHC(ヘビー級王座)をかけて戦い、俺が初めてGHCを巻いた相手。個人的にも思い入れがあるよね」
一方で、取り巻く環境は騒がしくなっている。21日の全日本後楽園大会では王者・青柳優馬VS宮原健斗の3冠ヘビー級選手権後に、客席から登場。敗れた宮原を花束で殴打した。
改めて真意を問うと「本当に健斗の応援で。俺は勝つと思ってたんだよ。健斗なら3冠を取るんだろうなって。実はギリギリまで会場に行くのを迷ったんだ。だけど、間に合ったらいいかなという感じで行って、間に合っちゃったんで(笑い)。反響が大きかった? みんな刺激が欲しいのかな」と悪びれた様子もなく口にした。
気になる今後については「今は動いているから何も言えないね」とケムに巻きつつも、「これまでノアでやってきたことを含めて見せたいというのがあるし、俺の中ではスタートなので。終わりじゃなく、始まりだと思っている。前向きな戦いをして、AXIZとして最後、AXIZ全開でいきたいね」ときっぱり。故郷で〝有終の美〟を飾る。












