ノア来年1月2日有明アリーナ大会で征矢学(39)とのV1戦に臨むGHCヘビー級王者・拳王(38)が、新日本プロレスの棚橋弘至新社長(47)にまさかの就任祝いを提案だ。ノアの年間最大興行に新日本勢が大挙参戦することに怒りを爆発させていたが、棚橋新社長の顔を立てることにしたのか単に開き直ったのかシフトチェンジ。新日本の来年1月4日東京ドーム大会でのGHCヘビー級戦を敢行する姿勢を見せた。
有明決戦には棚橋、ザック・セイバーJr.、小島聡、石井智宏、海野翔太、さらにはEVIL率いる「ハウス・オブ・トーチャー」全員が参戦する。どう見ても1・4ドームの前哨戦でしかないカードも散見されるため、拳王はかねて不満を募らせていた。
27日の会見では「方舟改革」を宣言し「これは本当にノアの大会なのか? これに危機感持ってるノアの選手どこにいるんだよ」と激怒。「俺しかいねえよな。この危機的状況のノアを変えるのは。何も考えてないノアのヤツら、会社のクソなヤツらを見返してやる」と息巻いた。
さらに会見後に本紙の取材に応じた拳王は「俺がこれだけ1・2を盛り上げていろいろ動いてるのに、新日本は社長自ら出てきて、ノアをプロモーションの場に使っている。しかも1・4に出ない小島の試合まで組んであげるなんて、無駄に社長の人の良さまで出てるじゃねえか」などと引き続き批判的な発言を連発。ところが「有明はドームの前哨戦じゃねえんだぞ…と、言いたいところだが、文句ばっかり言っても仕方ねえしな」と突然、変節し始めた。
一体どんな心境の変化なのか…。拳王は「俺もプロレス業界の一員として、棚橋新社長には就任祝いくらい渡したいと思っていたところだ。ましてやGHC王者だし、そこは度量を見せないとな」と、23日付で誕生した新日本の新社長にメッセージ。「こうなったら有明ではとことんドームの前哨戦をやってやるよ。セミのGHC戦の勝者とメインの勝者が、1・4でGHCヘビー級選手権をやってやる。ドームのメインイベント、空けておけよ」とぶち上げた。
有明決戦のメインでは丸藤正道と飯伏幸太のスペシャルシングルマッチが据えられている。拳王はその試合の勝者と、わずか2日後の1・4ドームで防衛戦を行う覚悟があるというのだ。どう考えても自身が置かれた現状への皮肉にしか聞こえない上、すでにドームは全カードが発表済み。メインもIWGP世界ヘビー級選手権(王者・SANADA対挑戦者・内藤哲也)に決定している。
「棚橋新社長の英断をお待ちしています。ノアからの社長就任祝い、どうぞお受け取りください」と慇懃(いんぎん)無礼に頭を下げた拳王。聞くまでもないかもしれないが、果たして棚橋新社長の反応は――。












