ノアのGHCヘビー級王者・拳王(38)が、大変おかんむりだ。来年1月2日東京・有明アリーナ大会で征矢学(38)とのV1戦を控えているが、丸藤正道VS飯伏幸太にメインを奪われただけではなく、新日本プロレスから極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」ら多くの選手が参戦することに納得がいかない様子。〝元凶〟をつくった清宮海斗(27)を非難し、団体に対しても不満をぶちまけた。

 めでたいはずの新年ビッグイベントが大荒れだ。団体最高峰王座をかけた決戦がセミに降格し、王者は激怒。ファンからも「GHCの格を下げるな」と厳しい声が殺到した。

 同大会には新日本から小島聡、石井智宏、棚橋弘至、ザック・セイバーJr.、H.O.Tの参戦が決定。他団体の力を借りずに団体の底上げを目指すと公言していた拳王は、「ノア対ノアっていうカードが俺たちの王座戦だけ。どこの団体のカードかもよくわからない。なんなら新日本の新しいブランドの大会みたいなカードだよな」と不満げに語った。

 もっと面白くないのが、珍入者たちの存在だ。20日の後楽園大会にH.O.Tが乱入。有明大会でEVIL&高橋裕二郎が対戦する清宮&大岩陵平を総出で襲撃し、カード変更まで要求した。拳王は「なんか変なの来てたな。清宮はまた余計な者を連れてきやがって…」と眉間にしわ。「純粋なノアの試合がないことを考えた上で、清宮は自分だけ目立とうとしてH.O.Tを連れて来たんだろ…。お前にはノアとしてのプライドがないのか!」と叱責した。

 怒りの矛先は団体に向き「おい、ノア。俺たちは新日本の2軍団体じゃないぞ! 征矢と俺の試合で『これぞプロレスリング・ノアだ』っていう試合をしてやるからな。よく覚えておけ」と、なぜかEVILの決めぜりふで宣言。挑戦者の征矢に対しても「タイトルマッチが決まってから、アイツ急に元気なくなってないか? まあ元気のないお前を叩きのめす。よく覚えておけ」としつこくEVILの決めぜりふで言い放った。

 極悪軍団の影響を最も受けている気がしないでもないが…。後楽園大会では征矢と6人タッグで対戦。征矢のドラゴンスリーパーをすり抜け、サムソンクラッチで直接フォール勝ちを奪い、GHC前哨戦を制した。怒りをぶつける場は新年の有明しかない。