新日本プロレス来年1月4日東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(34)に挑戦するエル・デスペラードが、〝理想〟の防衛ロードを明かした。複視症状に悩まされていた左目の手術を経て、21日の後楽園ホール大会で復帰。年間最大興行で実現する、運命のライバル決戦の先に見据える道は――。
デスペラードは復帰戦で小島聡と組みヒロム、鷹木信悟と対戦。勝利こそ逃したものの、軽快な動きで復活をアピールし「まだな、いいとこ8割5分ってとこだ。間に合わせてみせるから、まあ相手してくれ。『完璧以上で出る』って言ったしな。約束を違えるつもりはない。ヒロム、まあ期待しててくれ」と王者に呼びかけた。
欠場期間中にはストロングスタイルで共闘していた成田蓮が「ハウス・オブ・トーチャー」に加入するなど、フラストレーションのたまる出来事もあった。それでも「嫌だったけど、結果としてスタイルブックをやってよかったなって気持ちと、東京ドームで高橋ヒロムとシングルマッチという極上のごちそうがあるわけで。その2つが今の俺のモチベーションだね」と、最高の舞台でライバル対決への思いは揺るがない。
今や誰もが認めるジュニアのトップ選手となったデスペラードだが「本来、ベルト巻く前の俺は理想としては、高橋ヒロムから引っぺがして、初防衛戦はドラゴン・リーだって言ってたんだよ」とIWGPジュニア未戴冠時代の記憶を回想。「今回引っぺがすチャンスなわけで、しかも東京ドーム。アイツは1年間まるっと防衛してるからね。俺が取ったら最初に石森(太二)さんかドラゴン・リーだな」と青写真を明かした。
デスペラードはメキシコ時代に、デビュー前のドラゴン・リーと練習仲間だった。先にIWGPジュニアを奪取したドラゴン・リーは、2019年5月の福岡大会で石森相手に初防衛後「デスペラード、お前を待ってるからな」と呼びかけていた。「名前出してくれたのは、すごくうれしかったし。彼がヒロムのライバルになって、2人がスターダムにのし上がって、すごくうれしいのとすごく悔しいのと、複雑でしたね」と振り返る。
2020年1月5日東京ドーム大会で行われた獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手に選ばれたのも、ヒロムとドラゴン・リーだった。自身が立てずに「気が狂いそうだった」というほどの悔しさを乗り越え、現在の地位を手に入れた。
ドラゴン・リーは米WWEスーパースターとして活躍中のため、早期の対戦実現は困難だろうが、デスペラードは「この世界、何があるか分からないよ。ラ・ソンブラがCMLLに戻ることだってあるんだから」と目を輝かせた。
「今年、ベルトを持ってない状態で好きなことをやり散らかしたので、ベルト持ったら、新日本のリングでしっかりやると周りは見るかもしれないけど。高橋ヒロムが同じことやってる以上、俺は黙りませんと。だから最初に石森さんなんだよ。最初に一番でっかい山を越えて安心したいなと」
ヒロムの長期政権を打倒し、デスペラードが2024年ジュニアの主役の座を手に入れる。












