中日が巨人を退団した中田翔内野手(34)の獲得に向けて全力アタックをかける――。加藤球団代表は1日に「誠意を見せる対応はしたい」と待望の右の大砲獲りに動くことを表明した。近日中にも2年6億円の条件を用意して中田と入団交渉を行い、熱意を伝える方針だ。

 すでにチーム内からは「ウチに入りそうな雰囲気出てますよね」という声も上がるなど、打点王3度の実績を持つ大砲入団への期待は高まるばかり。また、中田獲りが具体的に動き出したことは球団関係者やOBの間でも大きな話題になっている。OBの一人は「中田が来れば打線に軸ができる。だいぶ変わるよ。落合さんも言っていたじゃん。軸がいないって」と強竜打線復活のキーマンとみている。

 元中日監督の落合博満氏(69)は8月13日に放送された中日の応援番組「サンデードラゴンズ」でのインタビューで「核がいない。中心選手がいない」と中日打線をバッサリ。「この選手を中心に打線を組んでいくという選手がいない。日替わり(オーダー)でしょ。みんな似たり寄ったりの成績でしょ。実績あるとしたら大島程度でしょ。でも大島は核にはなれないから」と厳しい見方を示していた。

 落合氏は各チームの核となっている選手として村上(ヤクルト)、岡本和(巨人)、大山(阪神)、牧(DeNA)の名前を挙げ、中日と広島にはそういった選手がいないと分析。だが、中田が4番に座れば〝オレ流〟から指摘されていたウイークポイントの解消も期待される。

 今オフ、前巨人の中島、前ソフトバンクの上林らを獲得している中日だが、さらに中田も加われば、野手陣の層はグンと厚くなる。核となる男が名古屋に来るかどうかが、立浪竜の命運を左右しそうだ。