バットを武器に先発ポジションをゲットだ。中日・根尾昂投手(23)が来季のローテーション入りに闘志を燃やしている。

 根尾は21日にナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、250万円減の1600万円(推定)でサインした。今季は9月中旬まで二軍暮らし。一軍でわずか2試合の登板に終わり、悔しいシーズンとなった。それだけに「来年はしっかりローテーションを狙って。12球団一の投手陣がいる球団なので、そこに割り込んでいってローテーションをつかみ取れるように、まず自分としては1勝を目標にやっていきたい」と先発としての飛躍を誓っている。

 根尾の言葉通り中日の先発争いはし烈だ。大野、柳、小笠原、高橋宏のローテーション入りは故障がなければまず当確。残りの2枠を涌井、梅津、仲地、福谷、松葉、ドラフト1位ルーキーの草加(亜大)らと争わなくてはならない。

 競争を勝ち抜くためには、ライバルを圧倒する強烈な武器が必要となるが、根尾は「ストライクゾーンで勝負するピッチングスタイルですし、強気に攻めていくところ。あとは攻撃にもしっかり参加する。他の投手と違うところはそこなので。打席に立ってもチームの勝ちに貢献できるということを自分のストロングポイントにしていきたい」と打撃面でもアピールしていくつもりだ。

 今季初登板となった9月18日の広島戦(バンテリン)では第2打席で弾丸ライナーの右前打を放ち、スタンドを沸かせた。OBの間からも「元野手だから、お客さんは根尾のバッティングにも注目している。根尾が打てば球場の雰囲気を変えられる」と二刀流での活躍を期待する声が出ている。

 背番号7は来季、投打にわたって躍動する姿を見せることができるか注目だ。