阪神・森下翔太外野手が31日の日本シリーズ第3戦・オリックス戦(甲子園)で4打数2安打2打点。4―5の惜敗劇の中にあって、粘り強く反攻ムードを演出したルーキーの奮闘が光った。
しくじっても叱られても、決して下を向くことはない。次戦へ向けた活力へと昇華させればいい。若武者のガムシャラな姿は4万994人の大観衆の胸をたしかに打った。
第2戦までシリーズ打率1割1分1厘と打撃不振に苦しんでいた背号1は、サインプレーでもミスを犯し、岡田監督から苦言を呈され続けてきた。だがこの日は2―5と3点ビハインドの7回二死二、三塁の好機で一、二塁間を割る2点適時打。最大で4点のビハインドを背負う敗戦ムードに沈んでいた甲子園の虎党たちは、1点差にまで詰め寄ったことで一気に沸騰した。
「大山さん、(佐藤)テルさんに何とかつなごうと思っていました。結果的に2点タイムリーになったことは良かったです」と振り返った森下。一打同点の二死二塁で回ってきた9回の第5打席では辛抱強くボール球を見極め四球で出塁。力強くガッツポーズをつくりサヨナラの走者として一塁へ進んだ。「大山さんがダメだったら、チーム全体も納得できる。そこへ何とかつなごうという気持ちでした」。
淀みのない目とハキハキとした言葉でこの日の一戦を振り返った若きスラッガーは「つなぎの3番」として自身の役割を全うした。












