連夜の劇的勝利を果たした。巨人が18日のヤクルト戦(東京ドーム)に延長12回の末4―3でサヨナラ勝利。途中出場の増田大輝外野手(30)が放ったプロ初サヨナラ打で勝負を決めた。

 最後に決めたのは「走り屋」だった。3―3で迎えた延長12回に先頭の代打・北村が二塁打を放ちチャンスを作ると、その後に門脇の内野安打などで一死一、二塁と好機拡大。ここで8回から途中出場していた増田大が打席を迎えると、フルカウントの6球目・144キロの変化球をうまく中堅方向にはじき返し、4時間28分の死闘に終止符を打った。

 前日の同カードに続く2日連続のサヨナラ勝利にナインも大歓喜。原監督から満面の笑みで迎え入れられた増田大は「(サヨナラ打は)プロ1、2年目のファームでの時以来じゃないですかね。学生時代もサヨナラには縁がない方でした(笑い)」と喜びを語った。

 チーム内では代走としての出場が主なユーティリティープレーヤーだが、この日はバットでチームに貢献。「代走っていうのは経験してるんですけど、打者としてチャンスは経験してないので、緊張は余裕で打者の方です(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに本音も告白。指揮官は「日頃の努力と言うか、どちらかと言うと縁の下の力持ち。真面目に練習していたことでいい結果が出て良かった」と絶賛した。

 粘り強い攻撃で接戦をものにした原巨人。CSに向け、負けられない戦いが続く中で、伏兵の一打がチームに勢いをつけた。