巨人のドラフト4位ルーキー・門脇誠内野手(22)がチームの〝規格外選手〟の打撃を参考に、急成長を見せている。

 17日のヤクルト戦(東京ドーム)で同点の9回二死一、二塁、門脇は中前へサヨナラ適時打。プロ初となる祝福のシャワーを浴びた。

 原監督は「(門脇は)研究心と向上心というものを非常に強く持っている選手ですね。いろんな人からもアドバイスを受けながら」と力を込めた。鉄壁の内野守備を誇る門脇の課題は打撃だった。だが8月は3割3分9厘、9月は3割1分9厘と急上昇。通算でも2割5分8厘となった。

 春先は1割台と低迷していた打棒改善の特効薬は何だったのか。門脇を直撃すると「一番、参考にしているのは秋広の打撃です」と断言。2メートルの身長を誇る高卒3年目・秋広優人内野手(21)をお手本にしているという。

 門脇にとっては2学年年下も、野球の技術においては関係ない。毎日、一緒にアーリーワークで汗を流しながら、その技術を学んできたという。

 恵まれた体の秋広は人より腕も長い。当然、腕が邪魔になる内角高めが弱点のはずが、巧みにさばいて逆方向の左翼へ安打を量産する。「肘のたたみ方とか抜き方をマネしてます。おかげで左翼方向への安打が増えて打率も上がった」(門脇)

 身長171センチながらも、その技術を自分のモノにできたのは、もちろん門脇の努力のタマモノ。球団スタッフは「門脇は誰よりも早く球場に来て、誰よりも多く練習している。特に動く前の準備をしっかりとやっている」と明かす。

 原監督から「気持ちが強い」とその負けん気をほめられた門脇。今季残り11試合で3位・DeNAとは2・5ゲーム差となっている。逆転でのCS出場には新人の気持ちの力が必要となりそうだ。