中日は30日のDeNA戦(バンテリン)に2―6で敗れて借金11となった。井上一樹監督(54)は「ヒュンメルさんがあれだけ空振りしているというところで、1番最後に1番甘いボールを投げとったのでは勝てませんよ、という話です」と同点の7回に決勝打を許した2番手・メヒアのピッチングに注文をつけた。

 3、4月は8勝19敗とスタートからいきなりつまずいた中日だけに、ここから何とか巻き返したいところだが、5月も序盤から厳しい戦いが予想される。1日から敵地で広島との3連戦だが、中日はとにかくビジターゲームが苦手だ。今季もここまで2勝11敗の勝率1割5分4厘。特に広島には開幕戦で9回にマウンドに上がったアブレウがぎっくり腰になったことがきっかけで、逆転負けをくらった苦い思い出がある。嫌なイメージを引きずったままだと開幕3連敗の二の舞になりかねない。

 4日からはホームに戻ってくるものの、相手は今季ここまで0勝6敗と全敗の阪神だ。4月11日の阪神戦(バンテリン)では森下、佐藤、大山のクリーンアップに4本塁打を浴びたが、そのうち3本がホームランウイング弾で〝地の利〟を完全に持っていかれた形となった。今度こそリベンジといきたいところだが、チーム本塁打19本のうち7本が中日戦と阪神打線とは相性が最悪なだけに、投手陣がどこまで踏ん張れるかが重要になってくる。

 中日は開幕からの1か月で6連敗と5連敗をそれぞれ一度、3連敗を2度記録している。「ここからは連敗だけは避けなければいけない」というのが球団内の共通認識だがDeNAに連敗しての5月戦線突入。早く逆襲モードに切り替えないと14年ぶりのクライマックスシリーズ出場にも黄信号が点滅しそうだ。