第105回全国高校野球選手権記念大会の第3日第3試合はおかやま山陽が日大山形に9―2と逆転勝ち。甲子園初勝利を飾り、学校創立100周年に花を添えた。
 
 先発の井川(3年)が序盤に2失点と追いかける展開となったが、4回に無死一、二塁から1番・田口(2年)のバントを投手の菅井(3年)が悪送球する間に2者が生還して同点。二死二塁から4番・土井(3年)の右中間への適時二塁打で勝ち越しに成功した。さらに6回には打者一巡の猛攻で5点を追加し、菅井をKO。5回からは三宅―三浦の2年生コンビの継投で追撃の隙を与えなかった。

 堤監督は「いいもんですね」と白い歯を見せ、「100周年だったんで花を添えられてよかった。序盤は見たことのないエラーもあったけど、途中から普段通りの野球ができた。きっかけが来ればと思っていた」と胸をなで下ろした。17安打を浴びせての圧勝に「長打があるチームじゃないのでコンパクトに打ってくれた。頼もしい限り。私は邪魔しないように頑張れ、頑張れと。一番近くで応援させてもらうと言っていた」と笑顔だった。

 2006年に監督に就任し、3度目の挑戦で初勝利。「私自身の勝利と言うより卒業生がみんな楽しみにしてくれていた。その期待にこたえられたのがうれしい」。目標の「甲子園3勝」に向け、いいスタートが切れた。