ノアの丸藤正道(43)が、亡き師匠超えを誓っている。

 4日の両国国技館大会でGHCヘビー級王者ジェイク・リー(34)に挑む。2021年10月に同王座を陥落してから、約1年半ぶりの挑戦。名乗りを上げなかった理由に若手の台頭を挙げ「拳王とか清宮(海斗)とかすごいもん。一歩引いてみてもいいのかなって気持ちにさせてくれるメンツがそろっちゃってた」。

 しかし、今年の8月にはデビュー25周年を迎え、自身のメモリアルイヤーに花を添えるべく奮起。さらに戴冠への思いをかき立てるのは、付け人をしていた故三沢光晴さんの存在だ。

 06年12月、27歳で同王者だった丸藤に対し、挑戦者として対角に立った三沢さんは44歳。今の丸藤の年齢と変わらない上に、この王座戦でも三沢さんに敗れた。「1回も勝てずに三沢さんはいなくなってしまった。多分あの時の三沢さんは今の俺よりもコンディションが悪かったと思うんだよね。三沢さんがもうひと踏ん張りっていう形でやってたのを思うと、自分も負けてられない」と心境を明かす。

雪崩式タイガースープレックス85で丸藤(右)を投げる三沢(2006年12月)
雪崩式タイガースープレックス85で丸藤(右)を投げる三沢(2006年12月)

 続けて「もう三沢さんに直接勝負では勝てないんだから、あとは自分のプロレス人生であの人に勝つしかない」と拳を握った。

〝方舟の天才〟が、全日本プロレスを退団し今年1月からノアに参戦した外敵王者に負けるわけにはいかない。192センチの長身を誇る王者に対して「俺のプロレス人生の始まりは大きい人だらけだった。体の厚みで言えば三沢さん、小橋(建太)さんとかの方が全然デカかったから、何の問題もないよ」ときっぱり。

 王座奪取後には、王者が率いる自称イケメンユニット「Good Looking Guys(GLG)」をオマージュした、「Bad Looking Guys(BLG)」の立ち上げを宣言。「ちょっとおブスを集めてBLGをつくりたい。それでNOSAWA論外を引き入れて復帰させる」と豪語した。