新たな武器を携えたノアの天才・丸藤正道(43)が、1年7か月ぶりのGHCヘビー級王座返り咲きへ弾みをつけた。

 5月4日の東京・両国国技館大会で王者ジェイク・リー(34)との同王座戦を控え、29日の後楽園大会では6人タッグマッチ(丸藤&マサ北宮&稲村愛輝VSジェイク&ジャック・モリス&アンソニー・グリーン)で前哨対決。

 会場が大「丸藤コール」に包まれる中、先発でジェイクと激突した。お辞儀ポーズで挑発的を笑みを浮かべてきた王者に対し、丸藤は強烈なチョップ、フロントハイキックで応戦。だが、ショルダータックルで吹っ飛ばされ、場外へエスケープした。

 中盤では、丸藤の虎王(二段式ヒザ蹴り)とジェイクのジャイアントキリング(ニーリフト)が激しく交錯。お互いに一歩も譲らない展開が続いたが、新たな〝引き出し〟を見せたのが丸藤だった。

 グリーンの腕をロックし、腰、腹部、そして頭部への3連続虎王を初披露。王者に見せつけるように3カウントを奪取した。「あれなら、どんなにでかい相手にもできる。ジェイク・リーが俺に花を持たせる気がなさそうなんで、自分で考えています」

 最後の前哨戦を制し、いよいよ残すは両国決戦のみ。「両国がより楽しみになったかな。普通、これはチャンピオンのセリフかもしれないけど、そんなの関係ねえ。いけそうじゃね、俺? 勝てそうじゃね?」と自信をのぞかせた天才が、外敵王者からのベルト奪還を果たす。