【昭和~平成スター列伝】総合格闘技(MMA)UFCで世界女子バンタム級王者になり、世界最大のプロレス団体WWEでも女子最高峰王座を3度戴冠したロンダ・ラウジーが、16日(日本時間17日)カリフォルニア州イングルウッドで約10年ぶりのMMA復帰戦を行い、ジーナ・カラーノにアームバー(腕ひしぎ十字固め)を決め、わずか17秒で圧勝した。
あまりにあっけない結果に厳しい声も上がったが、ロンダは試合後に引退を表明。正式に輝かしいキャリアにピリオドを打った。
2008年北京五輪柔道銅メダルのロンダは、総合デビューから12連勝を飾り、絶対王者に君臨。その後、2連敗を喫して18年にWWEに入団した。女子王座を戴冠して一躍トップとなるも23年10月に退団した後、昨年にプロレスからの引退を発表していた。
15年8月4日付本紙はMMAデビュー12連勝を飾った試合を報じている。
「【ブラジル・リオデジャネイロ1日(日本時間2日)】『UFC190』が当地のHSBCアリーナで開催され、UFC女子世界バンタム級王者のロンダ・ラウジー(28=米国)が地元のベチ・コヘイア(32)に初回34秒、TKO勝ち。12戦全勝で6度目の王座防衛に成功した。ロンダは開始早々から強烈なプレッシャーをかける。足をすくって転ばせると、立ち上がったところへヒザとパンチの連打。最後はボディへのヒザ蹴りを決めると、右ストレート一閃、ここまで9戦全勝の挑戦者もたまらず顔からマットに崩れ落ち、レフェリーが試合をストップした。これで4試合連続初回勝ち。改めて女子では敵なしを証明したロンダは『予想通りの展開だった』と余裕の表情を見せた。さらには7月30日に急逝したWWE殿堂入りの名レスラー、ロディ・パイパーさん(享年61)の名前を挙げ『パイパーさんが亡くなって感傷的になっていたけど、私の父親(故人)とともに今日の勝利を見守っていてくれたと思う』と天国に勝利をささげた。ロンダはWWEと親交が深く、祭典『レッスルマニア31』(3月29日、カリフォルニア州サンタクララ)に電撃参戦してザ・ロックと“タッグ”を結成。トリプルH&ステファニー・マクマホンの極悪権力者夫妻を蹴散らし、7万6976人の大観衆を熱狂の渦に巻き込んでいる」(抜粋)
これが最後の防衛となり、3年後にロンダはWWEでプロレスラーに転向。WWEでも頂点を極めた。復帰戦後には「これで私のファイター人生は終わりです。夫に約束したし、姉にも、みんなにもこれが最後だって。もっと子供が欲しいのよ」と引退を表明。やはり10年という歳月は長かったが、UFC王座V6を果たしたこの試合での強さはファンの記憶に永遠に残るだろう。













