これぞ〝極悪暴走男〟の真骨頂だ。全日本プロレスの諏訪魔(46)が、今度はノアのGHCヘビー級王者ジェイク・リー(34)を挑発した。春の祭典「チャンピオン・カーニバル」はBブロック最終公式戦(30日、大阪)で脱落し、ストレスの発散口を世界タッグ王座を持つ因縁のノア・拳王(38)に。しかもベルト奪還だけでは気が済まず、ノアマットのトップに立つ後輩の首にも照準を合わせた。
石川修司、芦野祥太郎、斉藤レイと並び勝ち点8のBブロック首位に立つ諏訪魔は、セミで行われた最終公式戦で、同じ極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」のレイと激突した。
ブロック突破をかけた同門対決は大荒れの展開となり、両者リングアウト決着に。ともに勝ち点8で全日程を終了した。メインでは石川に勝利した芦野が勝ち点を10に伸ばし、優勝決定戦(7日、東京・大田区総合体育館)進出を決めた。
不本意な形で終戦を迎えた諏訪魔は、イライラが爆発寸前。これで大田区大会のカードが宙に浮いたため、再び因縁の男に目を向けた。「世界タッグの前に拳王、全日本に来いよ。俺らとやればいいじゃねえか。誰か連れて来いよ」と出頭を命じた。
前夜のノア後楽園大会には単独で乗り込み、拳王をラストライド葬。21日のノア神戸サンボーホール大会で世界タッグ王者の拳王、征矢学組に、VMの諏訪魔&KONOの挑戦が決まったばかりだった。
さらに取材に対し「拳王から世界タッグを取り返すだけじゃ気が済まねえ」と切り出すや「何かノアにおいしい獲物がいるじゃねえか。GHCヘビーのベルトを持ってるヤツは誰だ? 世界タッグを取ったら、今度はお前のベルトを狙ってやる。いつまでも、目の上のタンコブでいてやるから覚悟しておけ」と舌なめずりだ。
GHC王者のジェイクは昨年末で全日本を退団し、今年からノアを主戦場にしている。全日本離脱が明らかになった際、諏訪魔が痛烈に批判した因縁がある。全日マットでジェイクとは、3冠ヘビー級王座をかけて2度対戦。2021年9月には王者ジェイクに敗れたが、昨年7月に王座から引きずり下ろしたのが諏訪魔だ。シングルのタイトル戦は1勝1敗のため、GHC王座をかけての決着戦を要求する。
ただし、ジェイクは4日の東京・両国国技館大会で丸藤正道とのV2戦を控える立場。横やりを入れた格好のため、ノアファンのヒートを買うのは確実だ。
だが、拳王襲撃時に大ブーイングを食らっている極悪男は「ノアのファンが何を言おうと関係ねえ! ごちゃごちゃ言ってんじゃねえよ。全員まとめて地獄に落ちろ!」と悪態。暴走発言は大きな波紋を呼びそうだ。














