邪道・大仁田厚(65)が、腹部大動脈瘤(りゅう)による欠場前、最後の試合を勝利で飾った。
29日の自身率いるFMWE神奈川・鶴見青果市場大会では、ヨシタツと保持する全日本プロレスのアジアタッグ王者として、石川修司&佐藤光留とV2戦で激突。「北側一面有刺鉄線電流爆破+電流爆破バット3本+有刺鉄線バリケード地雷爆破」形式で行われた一戦は、これまで次々と倍増していった結果、天文学的な数字の火薬量が使用された死闘となった。
コールと同時に石川に奇襲をかけた大仁田は、激しい場外戦を展開。だが4分過ぎ、石川の怪力で抱え上げられると、そのまま有刺鉄線ロープに投げられ被弾した。直後には電流爆破バットを持った石川と佐藤にサンドイッチ攻撃を食らい、再び爆破。ファンから「大仁田コール」が起こったが、序盤に2度も被弾した大仁田は一気に動きが止まった。
悲劇はまだまだ続く。10分過ぎ、大仁田と佐藤がエプロンで攻防を繰り広げているところに、石川がイス攻撃。大仁田と佐藤が同時に地雷に落ち、会場内にとどろく大爆発が起こった。立ち込める白煙で、もはや誰と誰が戦っているかもわからない。
それでも石川への毒霧で逆転に成功した大仁田は、ヨシタツとともにイスで石川と佐藤を有刺鉄線ロープに押し込み爆破に成功。最後は王者コンビが電流爆破バットのサンドイッチ攻撃で佐藤を沈めた。
試合後は腹部大動脈瘤のため30日から入院することを明かした大仁田は、「この4試合で(大動脈瘤が)破裂しなくて良かったなと。『破裂したら死んじゃう』と言われていた。全治2~3か月と言われたんですけど、6月11日に全日本プロレスの郡山大会が決まっているので」とした
さらに「チャンピオンだから(ベルトを)返還するつもりはありません。ベルトは墓場まで持っていきます。僕がもし死ぬことがあれば、永遠のチャンピオンにしてください」と語った。













