元WWEの「Sarray(サレイ)」ことSareee(27)が25日、都内で会見を開き、日本復帰戦となる「Sareee―ISM」(5月16日、東京・新宿フェイス)で、センダイガールズの橋本千紘(30)とシングルマッチを行うと発表した。

 橋本はWWE入団前の日本時代から続く宿命のライバル。「日本に帰ることになって大会が決まって、最初に頭に浮かんだのが橋本千紘。今の日本女子プロレス界で一番強いと思っている。私は『闘い』がしたくて仕方ないので、その相手にふさわしいと選ばせてもらった」と、復帰戦の相手に指名した理由を説明した。

 その上で「新しいファンの方には、Sareee対橋本千紘を見てから、女子プロレスを判断してもらいたい。プロレスの原点は『闘い』。私たちがしっかりと『闘い』を見せる。しっかり私が3カウントを取る」と〝猪木イズム〟たっぷりに必勝を誓った。

 その橋本は23日のスターダム横浜アリーナ大会で朱里に敗れた。「正直、ビックリした。橋本がまさか、負けるとは思ってなかった。ちょっと『えっ』という感じはある」と言いつつ「あの試合は100パーセントのプロレスルールではなかった。プロレスでやったら、橋本が強いでしょと思う。あんまりそこは気にしない」と話した。

 2021年4月のNXTデビューから2年にわたって、世界最大のプロレス団体「WWE」で奮闘。日本復帰にあたっては、WWEのスーパースターたちからも激励を受けた。

 日本人スーパースターでは、イヨ・スカイ(紫雷イオ)と連絡を取り合っており「自主興行をやることになりました」と報告。イヨからは「頑張ってね。大変だと思うけど、応援しているよ」との言葉をもらった。さらに、〝キング・オブ・ストロングスタイル〟こと中邑真輔も「すごく応援してくださっている」という。
 
 8か月ぶりとなる復帰戦へ、Sareeeの覚悟は固まった。