意中のベルトは――。世界最大のプロレス団体、米「WWE」を契約満了で円満退団した女子プロレスラーのサレイ改めSareee(26)が、約2年ぶりに日本での活動を再開する。13日には都内の猪木元気工場(IGF)で会見し、国内復帰戦となる自主興行「Sareee―ISM」(5月16日、東京・新宿フェイス)の開催を発表。直撃取材に並々ならぬ覚悟を示した。

 ――日本復帰戦が決まった

 Sareee アメリカではサレイという名前でやらせていただいたんですが、またSareeeに戻して、日本で私の戦いを見せていきたいと思います。

 ――米国での2年は

 Sareee いろんなことを学ばせていただき成長できた。行ってよかったと心の底から思えます。自分なりにやり切りました。その経験を最大限に生かして、フリーとしてプロレス界で大暴れしていきたいです。

 ――WWEからは再契約の話もあった中、帰国を選んだ理由は

 Sareee 安定より、私がやりたいプロレスを追求したかったからです。自分の中でWWEで学ぶべきエンターテインメントは学んできたつもりなので。2年間という期間でしたけど、そういう意味で必要なことは〝海外修行〟できたと思います。

 ――大会名を「Sareee―ISM」とした

 Sareee ISMには「主義」とか「主張」っていう意味があるじゃないですか。どんどん自分を主張していきたいと思ったので、この大会名にさせていただきました。

 ――会見の会場といい大会名といい、昨年亡くなったアントニオ猪木さんを連想させるが

 Sareee 私は父の影響でプロレスと出合って、猪木さんを知ったんです。猪木さんの「闘魂」っていう言葉があるじゃないですか。私も猪木さんのように、魂を込めて戦うプロレスがやりたいんですよ。渡米前にお会いした時に「応援しているから頑張れ」と熱く話していただいたことを覚えています。

 ――闘魂とは

 Sareee 「闘う(たたかう)」と「魂」って書くじゃないですか。それこそ、私のやりたいプロレスにピッタリだなって思うんです。

 ――2年の間に国内の女子プロレス界はスターダムの1強状態になった

 Sareee ですよね。すごいと思います。向こうで詳しく試合とか見ていたわけではないですけど、それでもすごく盛り上がっているっていうのは聞こえてきて。大きい大会とかドンドンやっているじゃないですか。でも「(女子プロレスは)スターダムがすべてじゃないよ」っていうところは思いますよね。

 ――この状況に思うところがあると

 Sareee はい。私の戦いで、そこに一石を投じることができたらと思います。勢力図が塗り替わるくらいになったら面白くなると思います。あとはIWGPのベルトには、すごく興味があります。

 ――元WWEのサーシャ・バンクス改めメルセデス・モネが持つIWGP女子王座のことか

 Sareee はい。猪木さんがつくったIWGPの名を冠したベルトですから。私が巻くのがふさわしいと思います。

 ――今後の展望を

 Sareee 自主興行の先は決まっていないですけど、私の生きがいは戦うことなので。私のプロレススタイルを必要とされる団体でしたら、どこでも上がりたいと思います。