新日本プロレス18日(日本時間19日)の米国・サンノゼ大会で、元WWEスーパースターのサーシャ・バンクス改めメルセデス・モネ(31)が新日マット初参戦。IWGP女子王者のKAIRI(34)を撃破し第2代王者に輝いた。

 昨年5月にWWEで〝職場放棄騒動〟を起こしマット界から姿を消していたモネは、1月4日東京ドーム大会に電撃登場。KAIRIに挑戦表明し、この日が新日本マット初陣となった。

 ダンサーを引き連れて入場したモネは、「CEO」コールを背にブランクを感じさせない動きを見せる。KAIRIの必殺技インセインエルボー(ダイビングエルボードロップ)を封じるため、ヒジを狙った攻撃で主導権を握った。

 勝利への執念もすさまじかった。一進一退の攻防から打撃合戦を展開したモネは、レフェリーを盾にしてKAIRIのカットラス(裏拳)を防ぐ。レフェリー不在の空間が生まれると見るや、場外でテーブルをセット。ところがこれが裏目に出てしまい、テーブル上へのパワーボムを浴びて一転、窮地に陥った。

 それでもインセインエルボーだけは足で迎撃して決めさせない。ダイビングボディープレスを阻止されフェースロックで捕獲されても、何とかみつきで逃れることに成功。最後はモネメーカー(変型DDT)で激闘に終止符を打ってみせた。

 WWEでロウ女子王座を5度、スマックダウン女子王座を1度獲得したスーパースターに、また新たな勲章が加わった。バックステージでは「吐きそうよ。なぜならこれは私が欲しかったすべてだから。これのために10歳の頃から努力をしてきたんだもの。日本でプロレスをするという夢。最強の選手と戦うという夢。今夜、私はその最強に勝てた」と極限の緊張状態から解放されたことに安堵の表情を浮かべた。

 さらにモネは「KAIRIが過去、1番の試合をさせてくれた。ウィッグは取れそうだったし、左手の爪は全てはがれた。顔も飛んでいくかと思ったわ。それでもあきらめなかった。私は〝マネー・メイカー〟だから。このIWGP女子王座を世に知らしめるの。この王座をさらにグローバルなものにする。新日本プロレス、これはまだ序の口よ。モネがすべてを変えるから」と豪語。大物王者の誕生で、昨年新設された女子王座は新展開を迎えそうだ。