ノアは2日に春のビッグマッチ・両国国技館大会を開催し、4539人(主催者発表)の観衆を動員した。
この数字は昨年5月の両国大会(4521人)と比較し、ほぼ同数の動員となった。サイバーファイトの武田有弘取締役は「前回のビッグマッチの名古屋(4月12日)から両国までの期間が非情に短かったなという気持ちはありますね。短いスパンでもビッグマッチをやっていけるよう、団体の力をつけるしかないなと」と分析した。
「ロス・トランキーロス・デ・ハポン」として参戦中の内藤哲也は、古巣である新日本プロレスの4月両国大会の動員数「6009人」という数字を超える目標を掲げていた。武田取締役は「内藤選手のそういう気持ちは、我々も常に同じものを持っています。所属選手も口にはしないけど同じ思いだろうし、伝わってると思いますよ。また次の両国で(新日本を)超えることを目指していきたい」と決意を新たにした。
一方で賛否を呼んだのは、内藤とOZAWAのシングルマッチとGHCヘビー級王座戦(王者Yoshiki Inamura vs 挑戦者シェイン・ヘイスト)のどちらがメインイベントにふさわしいかというSNS上でのファン投票実施だ。結果的に内藤―OZAWA戦の方が投票数で上回ったが、同戦はセミ前の第7試合に据えられ、セミがGHCジュニアヘビー級王座戦(王者AMAKUSA対挑戦者ドラゴン・ベイン)、メインがGHCヘビーという試合順になった。
武田取締役は「過去にGHCがメインじゃなかったこともありましたけど、その時のように外からスペシャルゲストが来たケースとは違って、今回の両国大会はここ数か月のノアのリング上の流れを受けてのカードなので。あまりにも乖離があれば検討したかもしれませんが、基本的にはGHCヘビーがメインというのは考えていました」と前提を説明。
その上で「『じゃあなんのために投票をやったんだ』という批判はすべて受け入れます。ただ、ファンの方の声を聞きたいという思いはもちろんありましたし、SNSを通じて寄せられたコメントも、選手の発言もすべて聞いて参考にさせていただいた上での総合的な判断です。結果に対しての賛否の声も含めて、今後の運営には生かしていきたいと思います」とファン投票に関する騒動を総括した。
また、この日は団体史上初となる大みそか興行を横浜BUNTAIで開催することも発表された。これまでは元日に日本武道館でビッグマッチを開催することが恒例だったが、2027年の元日は後楽園ホールでの興行となる。
「(元日に)日本武道館でやりたかったんですけど、正直、会場が取れなかったんです」と事情を明かしつつ「数ある興行の中で一番盛り上げたいという気持ちはあります。全日本プロレスさんは毎年(大みそかに興行を)やってますからね。向こうの方が定着していると思うので、負けたくないですね。日本武道館クラスに力を入れてやっていきます。もちろん元日のみならず、日本武道館という会場は常にこだわって目指していきたい」と語っていた。













