東京女子プロレスマットを席巻する〝怪物〟マックス・ジ・インペイラーが、大暴れの末にベルト奪還に失敗した。

 22日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪第2競技場)では原宿ぽむとのコンビで、プリンセスタッグ王者の「マジカルシュガーラビッツ」(坂崎ユカ&瑞希)に挑戦。4日前の調印式では、乱入したインペイラーがパートナーの原宿を担いで逃亡したため試合が成立するのか不安視されていたが、何とかタイトル戦の舞台に現れた。

 だが、インペイラーはアニメ「鉄人28号」の金田正太郎のように〝操縦〟しようとする原宿を完全に無視。パートナーをぶん投げ、やりのように王者組に突き刺すなどなど、まるでおもちゃ扱いだ。

 だが、試合終盤になると、怪物に異変が…。次第に原宿の指示に従うようになり、エプロンでインペイラーが担ぎ上げた原宿がニーを落とす合体技「ウェイストランド・ウォー・じゃすてぃす」を坂崎に決める場面も。

 それでも、タッグチームの経験値で上回るマジラビの牙城は崩せなかった。インペイラーが坂崎のマジカルメリーゴーランドで分断され、最後は孤立した原宿が坂崎の強烈なエルボーに沈んだ。

 バックステージでは、号泣の原宿が「最強の味方がいてくれたんですけど、負けちゃった…。でも、うちらずっと、ベストタッグフォーエバーだよね?」と呼びかけるや、何と怪物は、その涙をそっと拭ってあげた。そしてパートナーの手を取り「ウガガガガガ!」と奇声を発しながら道頓堀方面に消えていった。

 3月に失ったベルトを取り返すことはできなかったが、わずかながら人間の心を理解した様子のインペイラー。この先、どうなってしまうのか。