エンゼルスの大谷翔平投手(28)は11日(日本時間12日)に本拠地アナハイムでのナショナルズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場し、7回を1安打無失点、6三振6四死球で、2勝目を挙げた。防御率0・47。打者27人に92球でMAX98・7マイル(約158・8キロ)をマークした。打者では4回に左前打を放ち、4打数1安打。打率3割。連続試合出塁を自己最長の34に更新した。チームは2―0で勝ち、連敗を2で止めた。

 終わってみれば7回を1安打無失点だったが、6四死球と苦しいマウンドだった。立ち上がりは制球が定まらなかったうえ、球審の判定が厳しく球数がかさんだ。初回は先頭打者を含めて2四球。2回も先頭打者をストレートで歩かせた。それを救ったのが決め球のスイーパー。92球中51球と55パーセントを占め、6三振中5個を奪った。

 ナショナルズ打線も狙ってきたはずだが、それを上回った。2回にロブレスに投げた2球目は、20インチ(約50・8センチ)も横滑り。ピッチングニンジャの愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、自身のツイッターに「フリスビースイーパー。20インチも曲がった」と投稿した。平均の曲がり幅は15インチ(約38センチ)だった。

 4回二死二、三塁のピンチでは、チャビスをスイーパーで遊ゴロに打ち取った。5回以降はカットボール、ツーシームを増やしてナショナルズ打線をほんろうした。

 これで昨年8月27日のブルージェイズ戦から、先発した10試合連続で2失点以下。エンゼルス球団広報のツイッターによると、ノーラン・ライアンが1972―73年シーズンにマークした9試合連続を更新する球団記録だ。

 バットでは0―0の4回無死一、二塁で、内角のカットボールを技ありの一打。詰まりながらも左前へ落としてチャンスを広げ、続くレンドンが右犠飛で先制点につなげた。連続試合出塁は自己最長の34とした。

 ピッチクロック対策として取り組んでいる、両足をそろえたセットポジションから一足分、後方に引いてから投球動作に入る新フォームを披露することはなかった。念のための準備だったのだろう。投手・大谷の快進撃は止まりそうもない。