第95回記念高校野球大会は22日、第5日の第1試合で光(山口)が彦根総合(滋賀)に2―0と初出場同士の対戦を制し、春夏通じて甲子園初勝利を飾った。

 投手戦を制した。181センチの長身から投げ下ろす140キロ前後の直球を軸にエース右腕・升田早人(3年)が彦根総合打線の前に仁王立ちだ。先発して9回まで99球の省エネ投球で11三振を奪う力投を見せ、3安打で完封。「調子が良くて真っすぐで押せた。甲子園のマウンドは投げやすくて自分の思っている以上の球速や制球力が出せた」と振り返った。

 光打線は、相手先発の勝田(3年)の粘投の前に2回から6回まで毎回、好機をつくりながらあと1本が出ずにゼロ行進。均衡が破れたのは8回で2安打などで二死一、二塁の好機をつくると、5番・岡本(3年)が右前へ適時打を放ち、待望の先制点を奪取。9回にも敵失に乗じて2点を追加した。

 これまで光は夏大会は1993、94年と2度出場経験がありながら甲子園での1勝が遠かった。それだけに宮秋監督は「今回こそは(甲子園初勝利を)という思いをあちこちから聞いていたのでOBや地域の方にいい報告ができる。升田は完璧に近くて言うことない。よく我慢して投げてくれた」と目を細めた。

 それでも升田は今日の出来について「80点ぐらい。2回に抜けたスライダーを中前へ打たれたのと、(5回の右翼二塁打は)自分がもっと右翼の守備の位置にもっと声をかけていれば次の塁へ行かれることはなかったので、周りを見ることと投げミスを減らしたい」と気を引き締めた。

 3回戦に進出してもエース右腕は「どんな相手がきても真っすぐで押す強気な投球をしたい」と腕をぶした。