ドジャースは26日(日本時間27日)、敵地サンディエゴで同地区2位のパドレスと対戦し、1―7で逆転負け。依然として首位は安泰ながら8ゲーム差に縮められた。

 2回にベッツの10号ソロで先制したのもつかの間だった。先発した佐々木朗希投手(24)はリードをもらった直後のマウンドで一死一、二塁のピンチを背負い、フランスに低めのスライダーを拾われて逆転3ランを左翼席に叩き込まれた。その後は無失点で抑えたものの5回途中まで4安打3失点、6四死球を与えて2三振で5敗目(3勝)を喫した。

 打線の援護もなかったが、結局は2回に浴びた一発が命取りとなった。この場面を「もったいないですね」と指摘していたのが「NHK BS」で解説を務めた伊東勤氏(63)だった。佐々木は先発マスクをかぶったダルトン・ラッシング捕手(25)とのバッテリーで3球目にスライダーを選択した。

 これについて「2ストライクというカウントなんですからね。ボール球(にしなきゃいけない)という意識はあったと思うんですけど。ここでどうしてスライダーを選んだのかというのがちょっとクエスチョンですよね。あれだけのスプリットを持っているのに。(1打席の間に)2球、3球まで投げられるんですよね」と疑問を投げかけた。

 配球に絶対はないが、伊東氏は2ストライクとバッテリー有利のカウントに持ち込むまでの過程も強調。初球は「完全なボール球」のスプリットで空振りさせ、2球目に投じた高めのフォーシームでもバットに空を切らせていた。どちらの球種にも合っておらず「(自分が捕手であれば)スライダーはあそこでないですね。ボール球でいいという感じでしたら1つ高めに真っすぐを見せてもいいですし。今日の(投球の)感じからスライダーであそこにボール気味に投げる精度はないと思うんですよね」と語った。

 一方の打者目線では「スピード的にも中途半端なスピードで。追い込まれていますので真っすぐもスプリットもマークしなきゃいけないというところで、ちょうど中間スピードのスライダーが合ったんですね」と分析していた。