デーブは〝マグロ〟だった!? 巨人が5日に春季キャンプを打ち上げた。キャンプの日常を一変させたのが、一軍の主力野手にも義務化された早朝練習の導入。発案者である大久保博元打撃チーフコーチ(56)は理論派でありながらも、やはり際立ったのは終わりが見えないマシンガントークだった。いったい、どれだけ黙ることができたのか。本紙が検証した驚きの結果は――。
充実の33日間だった。WBCの開催により、本拠地・東京ドームを使用できず、3月に入って那覇で異例の打ち上げ。原辰徳監督(64)は「非常に高い位置で2人、3人でレギュラー争いができている。95点くらいいったんじゃないでしょうか」と満足げだった。
日程もさることながら、キャンプの生活も激変した。宮崎でも那覇でも午前7時からベテランや主力、助っ人の野手はアーリーワークに強制参加。すっかり早寝早起きが習慣となり、早朝からバットを振り込んできた。大久保コーチは「(スイングの)数を十分振れた。もう満点です。どのチームにも負けていない」と大きな胸を張った。
そんな厳しい練習でナインを支えた一つが〝デーブトーク〟だ。連続ティーに取り組む選手たちを個々に見て回り、芸人顔負けの話術で疲れた表情も一瞬で笑顔に変えてきた。それにしても、大久保コーチは常に誰かをイジったりしゃべったり…と口を閉じている印象は皆無。首脳陣の間からも「宿舎に帰ってからもずっとしゃべっていて、うるさいんだよ(笑い)」との証言も飛び出していた。
それならば、検証してみるしかない。球場施設内を徒歩で移動していた宮崎キャンプ中のある1クールに照準を絞り、そのすべてに本紙記者が帯同。移動中は報道陣を引き連れ、野球の話はもちろん大脱線した雑談まで爆笑トークの連続だ。とはいえ、それが日々何度もとなれば話題も乏しくなってくる。そして、ついに大久保コーチも報道陣もお互いに沈黙する瞬間が訪れた。その時間を計測してみると、たったの「14秒」だった。
しかも、その沈黙を破ったのも大久保コーチで「…それでさあ!」と新たな話題を投下した。原監督は大久保コーチのマシンガントークをどう見ているのか。
「デーブは『5分静かにしといて』と言ったら、たぶん死んじゃう(笑い)」。まるで泳ぎを止めたら命を落としてしまう回遊魚のマグロのようにみなしている様子だ。ちなみに〝最長記録〟が「14秒」だったことを知ると「けっこう、なげえんだな」と再び大笑いだった。
再び日本球界の頂点へ、厳しくも明るく突き進む。












