東京マラソン(5日、東京都庁前発―東京駅前着)を前に、東京五輪男子6位入賞の大迫傑(ナイキ)は平常心を強調した。

 東京五輪後に一度は現役を退いた大迫だが「単純にもう1回こういう場でワクワク、ドキドキしたい」と、昨年2月に復帰を決断。約1年7か月ぶりとなる国内でのレースに向けて「日本のみなさんが応援してくれる場で、自分の力を出してみなさんに見せられるのは、海外のレースとは違うワクワク、ドキドキがある。僕自身楽しみ」と決意を述べた。

 1月のニューイヤー駅伝後は、ケニアで調整を進めてきた。「順調なトレーニングができた」と納得の表情。その上で、タイムよりも自身の走りに集中する方針を示し「普段今まで走ってきたマラソンでタイムを気にしたことがない。レースをもっと大きく見て対応していきたい。記録は気象条件とかがたまたまハマるもの。自分がコントロールできないことを追いかけるより、自分自身のレースをしたい」と自らに言い聞かせた。

 マラソン復帰戦となった昨年11月のニューヨークシティー・マラソンは、2時間11分31秒で5位。2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=10月15日)の出場権を獲得していない。「ニューヨークシティー・マラソンで(出場権を)いただきたかった」と苦笑いを浮かべつつも「日本記録と一緒で自分自身のレースをしっかりすることを心がけたい」と冷静に語った。

 会見内でも大迫に関する質問が最も多く飛ぶなど、注目度は健在。果たして当日はどんな走りを披露してくれるのだろうか。