21日に秋季キャンプを打ち上げた阪神・岡田彰布新監督(64)は「これはもう…嬉しいほうの悩みよ」と収獲たっぷりの秋の鍛錬に満足げに振り返った。

 2日から3週間にわたり行った高知・安芸でのキャンプでは、選手の見極めに最も時間を割いた新監督。課題の守備力強化や20台前半の次代を担う主力候補の若手の発掘などに主眼をおいたなか木浪や板山などの中堅選手のポテンシャルの再確認や、今季、高卒1年目だった前川の打撃など、高く評価し「能力高いよな」と予想を上回るナインの動きに、目を細めることが多かった。

 野手では選手会長・近本や投手では青柳、西勇など、今季までの主力不在でも「代わりに、代わる選手をやっぱり鍛えておかないと、そら、なかなか代えられない。やっぱりちゃんと鍛えて、育てないといけないと思うけどね」と、戦力の底上げには確実に手応えを深めた様子。今後、2か月間のオフを経て「選手がどれだけやって2月を迎えられるか」とさらなる競争激化を求めた。

 来春からキャンプは一軍、二軍ともに沖縄にキャンプを張ることが決定しているだけに「2月中旬の土日、ぐらいにも全員で紅白とかね。12回を2日やろうと思うんだけど、選手とか人数的にね。そこまで練習を積み重ねて、そっからやっと(一、二軍の)振り分けになるかも分からないんで。コーチも一、二軍振り分けるのは大変よ。このメンバー見ていたらね。実戦で今度ね、結果を出していくという形を取っていきたい」と、キャンプ中に〝正規の〟一軍キャンプメンバーを決める構想も披露した。

 来季、達成となれば17年ぶりとなる「アレ(優勝)」へむけ岡田監督は「いや~もう普通にやるだけですよ。それぐらい選手に力がある」と、地力をさらにアップさせた自軍に、自信を深めていた。