ドジャース・佐々木朗希投手(24)が相変わらず厳しい視線にさらされている。

 メジャー2年目の今季は5試合に先発して1勝2敗、防御率6・35の成績。オープン戦では極度の制球不安を露呈したが、25日(日本時間26日)のカブス戦では味方の大量援護にも守られて6回途中4失点、四死球も「2」まで減らして今季初勝利を挙げた。この登板では落差が大きい代名詞のフォークボールを改良し、球速を上げる代わりに変化量を小さくした〝高速スプリット〟で相手打者を翻弄。試行錯誤を繰り返しながら進化した姿を見せつけた。

 だが、鳴り物入りでドジャースに入団した剛腕に寄せられる期待ははるかに大きい。米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)はポジション別の「MLB2026年4月のオールスター選手」と「失望選手」を25日(日本時間26日)に報じ、佐々木が後者の先発部門で選出されてしまったのだ。

 佐々木が1イニング当たりに出した走者の数を表す指標「WHIP」は「1.809」で「制球が乱れて打たれやすく見苦しい数字」と超激辛評価。持ち球に関しても「スプリットは依然として効果的な決め球になり得るが、問題は三振を取れるカウントで投げられるかどうかにある」と指摘し、平均球速「97マイル(約156キロ)」の速球についても「球筋が平坦で打者のバットを交わすことができない。この球に対し、打者は43打数17安打(打率3割9分5厘)、5本塁打を記録している」と手厳しかった。

 とはいえ、チームも球団側も佐々木をエースに育て上げるため、少々の足踏みは織り込み済み。目先の勝利だけではなく、中長期的な育成計画に基づいて我慢の起用を続けている。しかし、同局は「レパートリーを磨くためには投球回が必要だが、それは3Aで積むべきかもしれない」とマイナーでの修行が必要だとみている。

 佐々木に貼られた屈辱的なレッテル。人気球団の宿命とはいえ、結果で見返したいところだ。