ドジャースは28日(日本時間29日)、本拠地ロサンゼルスで行われたマーリンズ戦に1―2で敗北。大谷翔平投手(31)が登板に専念し、攻撃に不参加となった打線は決定打を欠き、デーブ・ロバーツ監督(53)も苦言を呈した。

 初回に相手の失策を皮切りに内野安打と四球で一死満塁のチャンスをつくったが、マンシーは初球を打って二飛、T・ヘルナンデスも遊ゴロに倒れて無得点。8回にこの日初めての連打がフリーマン、スミスに生まれて1点を返したものの、なおも一死一、三塁の好機でタッカーがまたもや初球打ちで遊飛に倒れ、マンシーは一ゴロで攻守交代となった。

 ロバーツ監督は「我々は勝たないといけない試合だった」「彼(大谷)が打線にいなくても勝たないといけない試合だった」と繰り返し強調。「初回に先制してプレッシャーをかけられるチャンスがあったのに逃してしまった。8回にも同じことをしてしまった。その間はほとんど何も起きていない。だからチャンスが来た時に決めきらないといけない。それがすべて」と悔しさをにじませた。

 フラストレーションがたまる試合内容のうっぷんを爆発させるように、大谷に代わって「1番・DH」で先発出場したラッシングが球審の判定に憤慨させる場面もあった。5回の第3打席で2ストライクと追い込まれ、球審に「タイム」を要求したはずがスルーされる格好となり、ピッチクロック違反を取られて「三振」。ベンチに戻った後も不満を隠せず、ロバーツ監督も確認に向かった。

 指揮官は「タイムはかけていたし、2回言っていた。審判がはっきり聞こえなかっただけだと思う。意図的に無視したわけではない。ただ、うなずいたようにも見えたから聞こえていたと思ったけど、実際は違ったんだろう。彼が怒るのは当然。タイムはかけていたからね」とラッシングを気遣った。

 相手のマーリンズは東地区2位ながら14勝16敗で負け越し中。ドジャースは西地区の首位に立つものの、パドレスに0・5ゲーム差で追走されている。そうした中で大谷を先発に専念させて黒星。チグハグぶりを象徴するような敗戦となってしまった。