育成出身の巨人の「第3捕手」喜多隆介捕手(24)が正捕手奪取へ送球の正確性とメンタルを鍛え抜く。

 21日、東京・大手町の球団事務所で契約更改に臨んだ喜多は190万円増の650万円でサイン。球団から「キャッチャー陣の中で評価している。ずっと1年間一軍で」と声をかけられたという喜多は「今年1年、初めて一軍に帯同させてもらって一軍の人との差を感じていたのでオフで少しでも縮めて。僕の中でも1年間一軍でと思いました」と顔を上げた。

 2020年育成ドラフト2位の喜多は今季、大城と小林に続く「第3捕手」として一軍に初帯同。その特性上、試合出場は14試合と少なかったが67日間、登録された。

 背番号94は「一軍で出続ける、活躍するには精神状況というのは必要な部分。少しでもネガティブじゃないですけどそういう精神状態になった時は結果もついてこなかった。オフにメンタリティーの部分を一から学び直してやっていきたいです」と課題を挙げた。

 自主トレは2年連続で丸に師事。「昨年はバッティングのことメインでいろいろ聞かせていただいたんですけど、1年間戦えるメンタリティーだったり技術以外のことを貪欲に丸さんに聞いて自分のモノにしていきたいです」とチーム唯一の全試合出場を果たした「鉄人」に教えを乞う。

 阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(43)からは金言を授かった。「他のキャッチャー陣と比べても肩の強さは劣っているので、力というより技術的なコントロールですとか、捕ってからの速さや正確性で戦わないといけないと言われました」(喜多)

「力に頼って正確性に欠けていた部分もあった」と反省した喜多は来季の目標を「来年は200打席。自然と試合数もキャッチャーとしてイニングも出られると思う」と設定。課題をクリアして正捕手争いに加われるか。  (金額は推定)