中日・大島洋平外野手(37)が45歳まで現役続行宣言だ。13日、ナゴヤ球場で契約更改を行った大島は現状維持の2億5000万円プラス出来高払いでサイン。新たに2年契約を結ぶと「トレーナーと2人で、45までばりばりレギュラーとしてやりたいなとは話しています」と意気込みを語った。

 45歳までとなると、来年から8シーズン続けてレギュラーを務めなければならないが、故障があっても11年連続で規定打席に到達している大島が言葉にすると現実味を帯びてくる。大島は中日入団前の社会人時代に右手首を骨折。今も右手首にはボルトが入っているが、そんなことを全く感じさせないプレーを続けている。

 チーム事情に詳しい関係者は「死球は別にして腰が痛いとかヒジが痛いとかあいつが言うのを聞いたことないもん。そういうところは若手も見習ってほしい」と不撓不屈の精神に感心しているほどだ。

 今季も4月27日の阪神戦で右ヒザ付近に死球を受けた影響で、今も右足の親指があまり動かない状態だという。それでも「ある程度元に戻っているが元通りにはならない感じ。だったらそれ以上に鍛えてやろうと」とこの秋もすでにダッシュ系のトレーニングを始めている。

 通算1885安打を放っている大島は2000本まであと115安打。「(2000本安打は)通過点ですね」と言い切る37歳は「そこまでやれればとは思っています」と立浪監督の持つ球団最多安打記録(2480安打)をも見据えている。ドラゴンズの超人がどこまで安打を増やしていけるか注目だ。(金額は推定)