けがの功名となるか。中日・石川昂弥内野手(21)が10日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、400万円アップの推定年俸1500万円でサイン。「けがしたときは正直、ダウンか現状維持かと思っていた。(けがをして)良くはないが(アップで)良かったです」と振り返った。
高卒3年目の今季は三塁手として初の開幕スタメンに名を連ね、4月5日のヤクルト戦(神宮)でプロ初本塁打、5月6日の阪神戦(バンテリン)では初のサヨナラ打もマーク。しかし、5月27日のオリックス戦(京セラ)で左ヒザを負傷し、7月に前十字靭帯(じんたい)の再建手術を受けた。結局、37試合に出場して打率2割2分5厘、5本塁打、19打点の成績で、現在もリハビリ生活を送っている。
不本意なシーズンとなり「今年1年は試合に出て、どれだけ成長するかという年だったので、こういう形で終えてしまったので悔しい」と唇を噛んだ。それでも「今季は37試合に出て、その経験を必ず生かしたい。いろいろフォームを試した中でこれはやったらダメだとか、これだったら打てるなというのが自分の中で分かったのが、一番大きかった」と収穫を口にする。
同期の岡林が今季は最多安打のタイトルを獲得する大躍進。石川昂は「シーズン最初のころは一緒に頑張っていたのに、自分が離脱してしまった。岡林はずっと一軍で試合に出ていてすごいなと思うし、自分も負けず嫌いなので、負けないようにやりたい」と発奮材料にしている。
実戦復帰の見通しについて「3月下旬ぐらいに試合に出られたら。出るために逆算してやっている」とし、来季へ向けて「ドラゴンズを引っ張っていけるようなバッターにならないといけないと思っている。自分が打線の中軸を打っているようにします」と意気込んだ。











